Sのプロジェクト

2016年2月6日
茶庭/自問答003

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茶庭を露地といいます。

茶の湯では茶庭の露地は外部空間で、茶室の構成要素のひとつです。

待合の露地口から出る時、露地草履に履き替えます。足が地面に近くなることで日常とは違った感覚になります。

飛び石を渡ると、忘れていた昔のことなどを思い出します。

さあ、これから席入りするぞ、という期待感に胸がおどります。

ワラで編んだ 草履が活躍する数少ない日本の空間です。

露地口から露地門を通り、腰掛に進みます。

腰掛でしばし露地の風情を愛でます。

いよいよご亭主がお迎えに躙口(にじりぐち)から出てきます。

 

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自問答002

 

◆変質

土を変質させると人間も変質する。薬物や放射能汚染で土を殺すと人間も殺される。

 

◆地球の厚み

地上を覆っている約18cmの土の上で我々は棲息している。

 

◆質量

草も木も人も動物も金銀も水も空気もニュートリノも質量をもった自然といえる。

 

◆実感

「生きている」実感は人によって違う。しかし「死にたい」という実感は同じといえる。

 

◆長生き

三百年の巨樹を観ると「人生には意味はない」と思える。木の方が長生きだ。

 

◆水中ポンプ

巨樹に耳を寄せるとゴーと音が聴こえる。巨樹は水中ポンプだ。

 

◆契約書

殺しあう民族間には契約のため文字が必要だった。縄文人には要らなかった。

 

◆芸能界

この世に芸能は必要で文化といえるが、芸能界にはまったく興味はない。

 

◆文字で考えている

人は文字がある故に苦しむ。文字がなかった頃の人たちは健やかな人生だったはずだ。

 

◆露地

露地の往来は愛別離苦、人生そのものだ。

 


2016年2月6日