イベント情報

2017年10月20日
建築家の皆さんがウォッチング!


水晶殿(展望室と景観)

10月14日
JIA(日本建築家協会)東海支部 静岡地域会の皆さんが建築ウォッチングで熱海を訪れ、東山荘(国の登録有形文化財)、MOA美術館(リニューアル)、水晶殿(熱海・瑞雲郷 内 展望施設)の3つの建物を見学されました。

 東山荘では海景を取り込んだ建物や庭内を巡り、昭和初期の別荘建築の趣を味わいました。
続いて午後からは、MOA美術館の能楽堂にてリニューアル工事と展示作品の概要について説明を受け、厳選した素材構成でリニューアルされた展示室を巡り、美術品を鑑賞しました。

 

さらに、水晶殿を訪れた一行はサッシを開け放ち外気と一体となった展望室にて、目前に広がる相模湾と岬の重なる絶景をしばし楽しみました。
そして、この建物を復元改修した設計者である太田新之介氏と構造担当者の尾林孝雄氏より、改修時の設計経緯や構造特性などについて話を伺いました。
水晶殿にて記念撮影
小雨降る秋の一日、趣の異なる三つの建物を巡り、参加の皆さまは「湯のまち 熱海」の新しい魅力を実感されたのではないでしょうか。

 

 

写真:中 東山荘 本館にて

下 サッシを開放して絶景を望み改修設計者よりお話しを伺う

 

リンク集 名建築・みがき隊HPより抜粋転載

 

2017年10月20日

2017年9月11日
炎のこころ展

10月6日(金)~9日(月)まで伊豆修善寺温泉「柳生の庄」で佐々木泰男陶芸展が開催されます。

—炎のこころ展—
陶芸家・佐々木泰男さんの作品展が、一昨年に続き「柳生の庄」で開催されます。
佐々木さんは長く陶芸の道に励まれ、丹波、備前などの焼き締め物の大作を得意とし、数々の陶芸や工芸展に入賞するなど、高い評価を得ています。
近年、心に期するところがあり、茶陶に情熱を傾け、引出し伊部、丹波を始め、萩や志野の施釉物も含めた茶道具作品に新境地を開いたと聞きいています。
今回、柳生の庄」主催の第一回「耕心茶会」の開催に合わせ、佐々木さん新作も発表されます。この度の作品の中から「伊部引出し茶碗」2点は、特に佐々木さん独自の境地を拓くもので、修繕寺住職の吉野真常老師より、下銘と箱書きを頂くことになったとのことです。
今回出展する茶道具を主とした一連の作品は、きっと皆さんの期待に沿うものと確信しています。どうぞお出かけ下さるようご案内致します。ー

紹介文からの抜粋です。

毎回の窯で佐々木さんの作品に注目していますが、この度の8月の窯は、彼の新境地を拓く茶入、茶碗など十数点が出てきました。
引出し伊部、丹波、その他の焼締め物、また殆ど見たことがない萩焼です。
彼の萩は一般的ないわゆる萩焼とは焼き方を異とし、あのふんわりとしたものではなく、あえていえば「焼締め佐々木萩」といえるものです。
土や釉薬は萩でも焼き方が焼き締め的というわけです。

これが思いがけずに良い味を出していて、茶碗に茶巾、茶筅、茶杓を仕組み、席中に持ち出す時の雰囲気を試してみると、絵になるというか、力があるというか、誰も作ったことがない茶碗ということがわかります。
一週間をかけ、穴窯での焼成の成果といっても良いと思います。

茶入、茶碗、花入、茶壷、香合などの茶道具は使いたいと思わせる気を放っています。

併催の「耕心茶会」はほぼ即日で茶券完売とのこと。
錦秋の修善寺楽しみです。

 

写真:上 引出し伊部茶碗
中 左 萩肩衝茶入  右 丹波瓢形茶入
下 丹波灰かぶり獅子香炉

 

 

 

 

2017年9月11日

2017年8月29日
彫刻師・高畠彩乃

「彫刻師として独立しました・・・」

そういって、彼女は一枚の名刺を私に差し出しました。

先日、お盆に帰省した折、新婚の彼と一緒に訪ねてくれた折のことです。
旧姓森田彩乃が高畠姓となり、仏師修業も明け、独立した彫刻師として活動を始めたとのことでした。

彼は木製建具師とのことでしたが、本格的な木製建具製作ばかりか、お神楽の獅子頭師であり、話を聞いていると、私の好きなバリバリの職人で、夫婦揃って楽しみを持たせてくれる若者でした。

仏師彩乃は現在、依頼を受けている天女の製作に勤しんでいるとのこと。頼もしい限りです。

近く、状況が整ったら、「三島御寮」造営計画の御堂の本尊「薬師如来」像を依頼することにしています。
彼女の彫刻には清らかな風の流れを感じます。

一層の精進を頼みながら、運慶や快慶の偉業を吸収するように話しました。

氷見市のイベントポスターのデザインも担当し、その光背のような線描きは黒地に浮かぶ浄土のイメージを想像させました。
才能はきっと花開いて行くと思いました。

二、三年前の内に、三島で私と二人展をしようか、と相談しました。

 

 

2017年8月29日

2017年8月14日
続・引出し‐中継

昨夜遅く、陶芸家の佐々木泰男さんからメール画像が送られてきました。

私の黒泥茶碗を窯から引き出し、冷水に浸けた後の状態でした。
画像で見る限り、楽茶碗や引出し黒のような艶があり、申し分ない出来のようです。

見た途端、「今度の茶事にはこれを使おうか」、「銘は何にしようか」などと早くも妄想が広がっています。

私の作陶は、ひたすら茶事に使うもので、都度招く客のために作り、縁があれば謹呈するというものです。
この後、十数点窯から出てくるのが楽しみです。

でも、私は多用に過ぎて窯焚きを手伝えず、連日連夜焚いて頂いている佐々木さんやお仲間の方たちには大変申し訳なく思っているところです。

薪で焚く窯は大勢の人の協力と時間を要します。そのエネルギーが全て作品となってくるのが作陶の魅力でもあります。ガスや電気ではないところがまた燃えるところです。

佐々木さんの作品はまた追って紹介したいと思います。

 

写真:自作「引出し黒泥茶碗」

 

 

 

 

 

 

2017年8月14日

2017年8月12日
引出し‐実況中継

窯から第一作目が引出されました。
陶芸家佐々木泰男作品の真骨頂ともいえる「引出し丹波茶碗」です。

今朝の引出し作業の様子を、市川武さんが知らせてくれました。
今回の窯に入れた作品の中で、私が最も注目しているのが引出し物です。
丹波の引出し茶碗は、茶味に適う雰囲気を持っていて、折々の茶事に出しています。

私の知る限り、現代の陶芸家で丹波の引出し物を作る人はいません。

窯出しの20日まで未だ8日あります。
幾つの引出し物が出るのか、それも楽しみです。

10月の個展の主役になるのでは、と秘かに思っています。

 

 

 

 

2017年8月12日

2017年8月7日
いよいよ窯焚き

富士宮市芝川にある佐々木泰男さんの窯にいよいよ火が入ります。

寡黙な陶芸家は10月6日から修善寺「柳生の庄」で個展を開きます。

今回はそれに向けて焼く渾身の窯です。

彼の作陶技術は高度で、何度となく工芸展に入賞しています。

茶陶を目指している姿は、新たな可能性に挑戦する姿に他なりません。

今日まで窯詰めで8日から下燃し、10日から本焚きとなります。

私の茶道具類も入れて頂いています。

20日の窯出しが楽しみです。

またご案内します。

 

写真:黙々と窯詰め作業をする佐々木さん

 

 

2017年8月7日

2017年8月1日
耕心茶会

「太田さん、貴方は創造して行くことが仕事です。何時も心の田んぼを耕し、世の中のお役に立つよう生きて行って下さい。」
太田洞水(とうすい)老師はそういって一枚の書を渡してくれました。
一年半通った坐禅会を仕事の都合で辞めることになり、お別れの挨拶に行った折のことでした。

半切に書かれた書は「唯耕心田(ただしんでんをたがやす)」。
一心に心の田んぼを耕せ、終生自分を磨いて行け、というものでした。
以来、私はこの一言を頼りにして建築の設計に勤めてきたように思います。
現在に至ってもこの境涯に変わることはありません。

先日、洞水老師が書かれた、同じ「耕心田(しんでんをたがやす)」を掛けて、秋にお茶会をしたいと友人の柴山崇志さんが掛軸を携えやってきました。
彼は修善寺の旅館「柳生の庄」の調理長で、この度の試みは旅館のためだけにとどまらず、茶の湯の文化を発信するに相応しい催しと思い、できることがあれば、と協力することになりました。
私にとっては老師と毎年会える楽しみが増えるというものです。

「耕心茶会」は10月9日(月)体育の日です。
老師の法を継いだ修善寺の吉野真常老師が参席し、併催で陶芸家の佐々木泰男さんの陶芸展、シンガーソングライターのきどよしえさんのライブもあります。

40年前、仕事の悩みから始めた坐禅が、老師との出会いを創り、私を禅の世界に導き、それが禅宗寺院や宗教建築の仕事に縁を結び、そして茶の湯へと誘われた…。

人生に妙味があるとすれば、それは邂逅に他ならないようです。

邂逅は人生の最大事です。

 

 

2017年8月1日

2017年7月10日
八島ヶ原茶会

7月末に、長野県のほぼ真ん中に位置する八島ヶ原湿原(やしまがはらしつげん)で茶会をします。

20名ほどが湿原に咲き乱れる茶花を愛で、茶籠で一服という趣向です。
私はゲストで2回目の参加です。

三島では近くに箱根仙石原湿原があり、多くの茶花を楽しめますが、八島ヶ原湿原は1万2千年前に誕生して日本の南限にある稀な高層湿原で、広さは43.2ha、形成する泥炭層の厚さは約8.05mという国の天然記念物に指定された別格の地です。

湿原の木道を歩きながら夏の涼風に身を任せて花々を愛で、皆で茶一服とは何とも風流の一語に尽きます。

当日活躍する茶籠は、私が20年ほど前にタイへ渡航し、チェンマイからミャンマーとの国境近くにある山岳民族の村へ行った折に、村人が使っていた弁当籠を譲り受け、帰ってきてから漆を塗り重ね、紐を付け、内側にインドネシアの印金更紗(カインプラダ)を貼ったものです。

この籠は、第50次南極越冬隊員の村上祐資君により昭和基地での茶会に活躍し、2010年8月にガールスカウトの活動で、浅井真美さんがイギリスリーズにあるヘアウッドハウスという伯爵家の庭での茶会に臨み、活躍をした折のものです。

その後も旅の供となり、旅行に出かける毎に連れて行っています。

私にとっては思い出と由緒あるこの籠に、折々の茶道具を仕組み一会を楽しめることを有難く思い、今更のように茶の湯の深遠さに思いを馳せています。

八島ヶ原茶会では茶友の鈴木久美さんの点前で一服です。

さて、茶花は何としようか…と。

 

 

前回、近くの旧御射山(みさやま)神社に寄りて詠む

    御射山に集うもののふ夢の跡千年の時我に流れる

 

 

2017年7月10日

2017年7月1日
東山荘・みがき隊

 

国の登録有形文化財となった熱海「東山荘(とうざんそう)」を皆で磨こうということになり、先月有志10名で表門周りをみがきました。

私は講師として参加しましたが、参加した方たちが磨き上げたことによる快感からか、またみがこうということになりました。

文化財建築の手入れはなかなか難しく、どこの所有者も手を焼いているものですが、私はお役にたてそうな経験を活かし、機会されあればみがきのお手伝いをしています。

どこの市町村でも文化財の活用と保全を目標とする昨今、みがきと手入れをする観点から保全活用できることを説いているところです。

 

先日東山荘・みがき隊の及川博文隊長が地元熱海市の斎藤市長と面談したおり、市の将来にとって大切なことだとして、今回市長自らが参加されることになりました。

みがき隊は有志の集まりですが、これから誰でもが参加できる催しとなりそうです。

 

美しい文化財を磨くことは自分を美しく磨くこと。
「MI・GA・KI」とは「美・我・輝」のことで、「我れ美しく輝く」と説明しています。

「我れ美しく輝きたい」は「みがき隊」のこと。
身も心も清々しくなる一日を皆さんと共に過ごせそうです。

 

私の願いは、日本文化の粋である木の建築を、後の世でも活用できるように、百年も、三百年も、ということです。

 

第2回目は7月6日となります。

斎藤市長と及川隊長のエプロン姿も乙なものです。

 

 

2017年7月1日

2017年6月10日
秋のユニークなお茶会

 

10月9日(火)の祝日に企画されている伊豆修善寺の旅館「柳生の庄」の茶会はユニークな催しのようです。

この期間に併催されるのが、陶芸家佐々木康男さんの「炎の心展」とシンガソングライターでエッセンス作家のきどよしえさんのライブとエッセンス展。

佐々木さんは陶芸家の深化を問う個展を前回に続き行い、よしえさんは併設で花と話しながら独自に創作したエッセンスやクリームなどをお披露目するそうです。

 

 

また柳生の庄での茶会の席で聴く人を清々しい世界に誘う「清流ボイス」を披露すると聞きました。

またご案内しますが、私も清らかな歌声を楽しみにしているひとりです。

 

写真:歌うきどよしえさん

 

 

2017年6月10日