Sのプロジェクト

2016年2月19日
石舞台に桜/自問答004

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「三島御寮」の庭には広さ360坪の白いミカゲ石を張った「石の広場」があります。

石造りの屋外舞台の前庭です。

舞台では舞楽、能楽から現代舞踊や今風のライブが四季を通じて演じられるようになっています。

春は石舞台の右背後に大きな枝垂れ桜が観えるようになり、夜景が見所となります。

夏は舞台を囲む石の広場は水を張り、水面に演者が映るようになります。

 

私の思う日本の色は「黒、白、赤」の三色で、日本人の精神の色です。

青や緑や黄は自然の色で、これらとの組み合わせが日本人の繊細で優美な美意識を育んできました。

石の広場、石の舞台の向こうに露地が広がります。

                                                                                     

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自問答004

◆ショチョガマ 

奄美のショチョガマには縄文人の匂いが残る。神を畏れる人たちの生活は豊かだ。

◆味気がない

現代人は目に見えぬものを排除し過ぎたため潤いや味気ない人が増えた。大樹を抱くとよく分かる。

◆他はない

どんなにもがいても自分の力量のものしかできない。だから切磋琢磨するより他はない。

◆見取り

見取り稽古は職人になるための必須修業法だ。

◆ルール

道徳、矜持、協調、利他、本能。成熟した社会では細かなルールができ、機能している。

◆順序

後は自分にできることをやるのみ。順序を間違えず、思いをかたちにしながら一歩ずつ。

◆可能なこと

人が想像できることは実現可能なことだ。何故なら人間は実現できることしか想像しないからだ。

◆間氷期

1万年前頃氷河時代は終わり間氷期に入る。縄文時代の日本では既に木の建築が造られていた。 

◆ものづくり

探究心、遊び心、教科書なし、手と頭と身体で、教えない、自らの力で、

◆造るのは?

構想は一人で。創作は皆で。伝統から学ぶ。

                                                                                    


2016年2月19日