Sのプロジェクト

2016年1月26日
13-茶庭・露地/自問答002

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日本人は豊かで美しい自然の中で暮らしてきたため、世界に類のない庭を創ってきました。

手を付けない自然の森。

人工栽培の林。

神仏のための杜や庭園。

生活の領域に創った憩いの庭。

盆栽に象徴される小宇宙の庭。

これらは皆、日本人が自然に育くまれた美意識から創られてきたものです。

中でも特筆すべきものは「茶の庭」です。

500年ほど前から、茶人といわれる人たちが作ってきた庭は露地(路地)といわれてきました。

その本意は人工的に作りながら、あたかも昔からそこにその庭が在ったかと思わせるものでした。

先人の作庭美意識は、神仏を敬い、世俗の夥しい煩わしさを解消させるものでした。

露地は一服の茶を喫するためのアプローチで、茶を喫むための儀式の空間といえるものです。

先人は創意工夫を重ね、俗界から聖域に至るための結界を設けました。

表門、裏門、露地門、中門、蹲踞、にじり口、茶道口など全ては神社の鳥居と同じ意味を持つ結界です。

きっと、結界を設けずにはいられなかった人たちが茶人となったのだと思います。

 

本造営計画の庭園は「結界」をいかに配すかを旨としています。

この手法を若者に伝えたいと思っています。

私が教えを受けた名庭師たちの顔や言を思い出しながらプランを練っています。

 

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自問答002

◆努め

伝統の儀礼・儀式を次の世代に引き継ぐことは、先祖になるものの務めだ。

 

◆百万人の先祖

この世に生を受けたのは父母のお蔭。十代で千余人、二〇代遡ると百万人の先祖がいる。

 

◆私の場合

体験が貯蓄で経験が財産。体験と経験が創作の母。創作はひらめきで、天からの贈り物。

 

◆ニュートリノ

魂には質量がある。崇高な祈りは人々の魂に届く。

 

◆想念

ニュートリノに質量があることが判った。祈りは想念が質量に呼びかけていることだ。

 

◆森羅万象

宇宙を初めとする森羅万象は「空間・時間・力・方向」の四つの確率として存在する。

 

◆平和憲法九条

チベット人は国を失い奴隷となった。憲法ではなく、武器を保持していなかったからだ。

 

◆畳

住まいに畳を敷くことが少なくなっている。これから正座できる人達が持てはやされる。

 

◆脳の異変?

物事に集中すると人の言葉も周りの風景も失せる。脳に異変が起きるのだろう。

 

 

 

 


2016年1月26日