新之介文庫だより

2015年5月8日
日本古代史-5

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■飛騨の口碑

現在最も信頼がおける古代史は山本健造氏が伝えた飛騨の口碑です。

下記のアドレスを訪ねて下さい。

先日、高山市でお会いした山本貴美子さんが世にだした本のインターネット版です。

http://roots-hida.info/yamato/

 

私は口碑と記紀と風土記などを頼りに古代史を訪ねていますが、諸説を見ては混乱して分からなくなり、いつも口碑のところに戻ってきます。

いずれ次は中国史から訪ねることになりそうですが、誰かの思惑で意図して書かれた記紀などより、眼を見て話し伝えた口伝の方が頼りになっているのは不思議です。

 

 

■九州倭国説

http://www.furutasigaku.jp/jfuruta/jfuruta.html

現在はこの「新古代学の扉」を読んで参考にしています。

 

■興味ある古代史の中身

私の興味のあるところは木による建築の古代史です。

縄文時代より続く先人の優れた記憶がどのように今日まで伝わって来たかということです。

 

奈良法隆寺が北九州の観世音寺から解体移築されたという説がありますが、私は移築した可能性は薄いと見ています。また詳しく書きたいと思っていますが、ヒントは仏教寺院で行われる「儀礼・儀式」が九州倭国で成立していたか。いたとすると仏教伝来は相当遡ることになります。

また移築すると三割近く新材を必要とするため、その痕跡が解明されていないことなどからです。

 

  訪ね来てまた暮れて行く古代史は 知らず掌の中闇の中かな

 

■日本古代史研究者・フアン

ものすごい数の人たちがいるものだと驚いています。


画像: 九州での副葬品出土分布図

 (大宰府周辺に九州倭国があったことの証といいます)

    ( Misaki-1167@bonchan1より)

                                                                                                                                                                                                 


2015年5月8日