新之介文庫だより

2015年6月9日
日本古代史-6

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■飛騨の口碑

神社神道とは変(通)名を使い、韓神を祀る出雲氏族が創った宗教といいます。

本来祀るべきは、大陸半島の異民族による九州侵略から日本列島を護った皇祖天照大神・皇孫ニニギ尊・初代神武天皇(紀元前1世紀)と口碑は言っています。

 

■大山祇と事代主

伊豆三嶋大社には大山祇と事代主が祀られています。

大山祇は紀元前200年前後に飛騨から降り、鈴鹿から伊豆へ行かれたとあります。

事代主は出雲国譲りを決断した神でで、意宇郡と出雲郡の神社にも祀られています。

しかし『出雲風土記』にその名はありません。伊豆一宮の祭神です。五十猛も意宇郡と出雲郡に祀られています。やはり『出雲風土記』にその名はありません。

 

事代主は(伊豆一宮)・五十猛は(佐渡一宮)・阿遅須枳は(土佐一宮)・火明は(丹後一宮・尾張一宮)。 異名同神と考えると納得できるところがあります。

 

伊豆の三嶋大社は大山住命(後に大山祇)一族が古代より祀られ、明治時代の調査で事代主が祭神となったという。事代主は伊豆半島の海から上がってきた神と伝わります。

後の世に送り込まれた神の可能性が高いようです。

 

■四人は同神かも知れない

出雲の式内社の数は「事代主>五十猛>阿遅須枳」の順です。

事代主と阿遅須枳は大国主の子、五十猛は須佐之男の子です。

『播磨風土記』が大国主の子だという火明は出雲では祀られていません。四人は同神かも知れません。

 

■変名と別名

伊勢神宮・外宮の豊受大神、手力男、栲幡千々姫(萬幡豊秋津師姫)、宇迦之御魂、倉稲魂神、豊玉姫、玉依姫、木花咲耶姫、菊理姫、賀茂別雷、建御雷、天日方、奥津彦、珍彦、火明、級長津彦、佐田大神、松尾大神、八幡神、伊勢津彦、建御名方、大屋彦、天忍骨、住吉三神などすべて韓神イソタケルの変名・別名と思えるところがあります。

 

■日の神・天照大神

天照大神は日の神として「日の出る方角の伊勢に祀った」と言われるが、誰も日の出を拝むものはなかった。伊勢神宮で日祭りなど一度もした形跡はない。また創建以来、明治天皇まで誰一人天皇は訪れていない。明治の初めまで、天皇家の祖神としての扱いをされていなかった理由は何かと考えます。

                                                                                                                                     

写真:伊豆一宮・三嶋大社

TP:伊勢神宮の朝日 


2015年6月9日