日本のすがた・かたち

2008年8月19日
こたえ

hp-0001-23.jpg誰もかも
こたえがあれと生きている
虫を調べ星を調べて

人が生きてゆく過程は、「答えが欲しい」の連続のような気がします。
それは、直ぐにという場合と、いずれはと自ずというのもあります。それでも皆同じように結果が欲しいということに変わりなく、それを生きる目標にしているところがあります。
人類には500万年の歴史があるといわれていますが、洞窟などに絵画を描きだしたのが約5万年前といわれます。動物と違った精神生活がこの頃始まったという訳です。
私は、日本にも数百万年前から日本原人がいて、その末裔が5万年ほど前にはすでに定住し3万年前頃には定住型集落をつくっていたのではないか、と見ている一人です。
その頃から、日本には気候風土と定住生活がもたらした「直(なお)」なる精神が根づき、育まれ、1万5千年前頃から縄文文明と呼べるような精神生活が栄えたのではないかと思います。
3万年前の気候は、日本列島に人間が定住するに不足のない気象環境であり、食料も山や海から争うことなく得られたといわれています。
私はこの頃から、互いを思いやる「かた(作法)」が生みだされたのだろうと推測しています。
直なるものは日本人の精神の原型で、罪やケガレの意識も、和を尊ぶこともすべての源流はここにあると思て定めています。
それから5万年。現代は答えを瞬時に得たい生活を目指しています。誰でもが早く答えを欲しい生きかたです。確かに私たちの一生は瞬時といってもいいくらいのもので、悠長なことはいっていられません。しかし、答えを得るためには何をしてもいいということにはなりません。何の目的で答えを得るのでしょうか。
今、楽しみのひとつが、5万年前から今日までの時間を往来することです。想像に過ぎませんが、出来る限りの情報を集め、思いにふけっています。そして訪ねてみたいのが、内なる「日本人のすがた、かたち」です。遠く遡り、遠く未来を思いながら、答えのないところを歩いてみたいと思っています。
「日本人がなぜ優れた人たちの集まりなのか」。これをひも解いてみたい。私は今、その衝動に駆られています。
                                                                                                           
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2008年8月19日