Sのプロジェクト

2015年10月27日
名残の茶事

IMG_1339.JPG10月24日(土)「名残(なごり)の茶事」が三島・樵隠庵で開催されました。
皆様の本格的なお茶事を体験してみたいというご要望に応えて、
ご亭主を太田新之介先生にお願いし、この日を迎える事が出来ました。

当日は、期待を胸一杯に集まった、正客以下10人。

第一回目は「名残の茶事」です。
 待合→露地・腰掛→迎付け→席入り→初座(懐石・初炭)
 → 中立ち→後座(濃茶・薄茶)→退席。

席入りすると、床の間には、「唯耕心田(ただしんでんをたがやす)」の四文字が目に入りました。
ご亭主の太田先生が、この日に相応しいものを、参会した皆さんと共有できるよう、お迎え下さったように私は思いました。

この書を書いて下さった太田洞水老師と太田新之介先生との懐かしく、深い思い出が披歴されました。
参会者はこの書の意味とエピソードを伺い、自分と重ね合わせ、より共鳴するものがあったようでした。

本格的な懐石料理もこの時期ならではの心づくしが満ちており、和食の素晴らしさを一同で堪能しました。

でもこれだけでは有りません、数々のおもてなしの配慮が、道具だけではなくそのほかの、一つ一つになされており、初心者はもちろん、何度か体験している者でさえ、初めての経験もさせて頂くことが出来ました。
書きたい事はまだまだありますが・・・。

時の経つのも忘れ、ご亭主の豊富な話題と随所に初心者でもわかりやすい説明に、つい吸い込まれ、あっという間で終わりとなりました。

これなら、また次も是非参会したい、
今度はご自分と同じように初めての方でどなたかをお誘いしようかと、
皆さん心弾ませてそれぞれ家路につきました。

太田新之介先生、種々御配慮下さいまして有難うございました。参会者一同に代わりまして御礼申し上げます。
ご協力いただきました、迷悟庵茶道教室の皆様、長時間、本当にありがとうございました。
茶の湯の茶事には日本の文化が凝縮されているといわれます。

当社主催の活動の一環として、これからも回数を重ねて参ります。またご案内いたします。

その節はどうぞよろしくお願いいたします。

代表取締役 佐々木広志

主催  ㈱三島御寮ネットワーク

共催  新之介サロン 

協力  迷悟庵茶道教室

(画像: 太田洞水老師 筆)

                                                                                                   


2015年10月27日