日本のすがた・かたち

2009年12月3日
能楽堂・結び

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誰彼というべきものは結ぼれて
清き円(まどか)き渦と和の環に

私自身、宇宙が渦巻いているような感覚に襲われた舞台でした。
     大和なる和みの色を伝えかし 
     直ぐき思いや花をたよりに
紅の振袖を翻して、ライブの核となる大和歌が風間哉子により歌われた、その後の大団円の「和のセッション」でした。
松千代、KNOB、望月太喜之丞、岡山守治、小林太郎、そして熱海芸妓の紗都美、ほたる、京馬、ちづ穂、美保、初桃の計11名による圧巻の数分間でした。
私たちが存在する宇宙。その地球の中の日本。 その中の熱海の能舞台。 この場所を得て催した祭事「和の心にて候」の意図を表現するところでした。演者の直ぐき思いと芸術性が観客ともにひとつに結ばれた一瞬だと思いました。
日本人が縄文のころから育み培ってきた精神性と歌舞音曲がともに出会い、波動エネルギーと化した一瞬の気が横溢していたように感じました。そこには、先人の生きた証があり、そこに次代を担いう子どもや私たちがいました。
私は観客席で演者たちの破格の演技を目の当たりにして、この企画、構成、演出で良かったと思い、有難い気持ちに包まれました。
また、最後に主催者長津喬代表による挨拶は、美しい日本のすがたかたちを子どもたちに伝えたい一心が表白され、胸を打たれました。
KNOBの十方印を結ぶ美しさ。あおいりさの絵本の朗読の優しさ。芸妓衆が錦に染まる艶姿。 そして、子どもたちの顔が輝いていたことが印象的でした。
齊藤栄熱海市長も地元の長として出演願い、ご挨拶も頂きました。
また、舞台監督始め舞台制作の「新之介組」の皆さんにも活躍して頂きました。
この日の一座建立に参じて下さったお一人おひとりに、心から厚くお礼を申し上げます。
(29日未明の熱海の海 撮影小林太郎)
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「ソーじいじのわっしょい」出版記念
さかいりえこ絵本原画展
日時=2009年12月17日(木)―12月22日(火)
    午前10時―午後6時30分(最終日は午後6時まで)
会場=紀伊國屋画廊 紀伊國屋書店新宿本店4階
    東京都新宿区新宿3―17―7
    TEL03―3354―7401
新しくお目にかかる方、はじめまして。
いつも私を応援してくださる方、こんにちは。
さかいりえこです。
実は私は長い間、心と体を弱くしており、例えるならば、セミの幼虫
のように地中に潜伏をしていたのですが、太田新之介先生のお誘いで、
めでたく絵本を出版させていただき、原画展をひらくことになりました。
これは、応援してくださる皆様のおかげだと思っております。
見るものすべてがはじめてで、ドキドキしていますが、
気が向いたら一休みがてらに、どうぞお越しください。
さかいりえこ
主催=和の心にて候グループ
〒411―0025
静岡県三島市壱町田246―4
TEL055―986―0037
https://www.wanococoro.org /
                
                                                                                                                                                                                                        


2009年12月3日