新之介文庫だより

2020年1月2日
近詠・句歌都々逸62


〽︎年始参りは メールで済ます 年始の逢瀬は 湯の中で

 

〽︎何もかも そのままして 新年迎え 主と一緒に 歳を取る

 

〽︎他人の評価を 気にするよりも ワタシゃ私が 気にかかる

 

〽︎紅白は 知らぬ芸人 ばかりが歌う アナタ都々逸で 憂さ晴らし

 

〽︎紅白に ビートたけしが 出て来て喋る「あれは何語だ!?」って、爺が聞く

 

「ああ、早く・・・」
〽︎熱いまなざし 高鳴る胸に 迫るその手に 宝くじ

 

〽︎あんなに激しく 燃えたというに 覚めりゃ貴方は どちら様

 

〽︎ 私ゃアナグロ 主ゃデジタルで 都々逸古くて 新しい

 

〽︎年末年始は どうするアナタ いけない恋の 綱渡り

 

〽︎どうせこの世は 男と女 色と欲との 万華鏡

 

    晴れているのに
〽︎三味を爪弾く アナタを見ると アタシゃ悶える 濡れかかる

 

〽︎辰巳赤坂 新橋芸者 アタシ半玉 神楽坂

 

〽︎夜のしじまに 妖しい音が カタコトカタコト 鳴るタンス?

 

〽︎今ココを 生きる生き抜く 事さえ出来りゃ 明日をわずらう こともなし

 

〽︎君のね 箒持つ手が細くて白い姉さん被りにそのうなじ

 

〽︎主の速さは メジロと同じ 電光石火の 離れ技

 

〽︎耳はダンボで 寝たふりしてる 話すスマホの 低い声

 

〽︎ラインしてる?って訊かれるけれど ツルムお方は 主ひとり

 

〽︎桃栗三年 柿八年と 言って暮らした 五十年

 

〽︎誰も分からぬ 明日のことは「だからね」今、今ココを 生きて行く

 

 

 

 


2020年1月2日