新之介文庫だより

2013年7月13日
『水晶殿改修記』-29 特命工事

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新之介文庫の佐々木です。

水晶殿改修工事では特命業者5社が選ばれ指名されました。

● 左官工事の長田左官(湯河原町)

● 絨毯工事のオリエンタルカーペット(山形)

● 錺金物工事の森本錺金具製作所(京都市)

● 円形サッシュ工事の日本鋼機(沼津市)

● 照明工事のYAMAGIWA(ヤマギワ)(東京)

建築家は設計当初から水晶殿改修工事には、プロ中のプロの存在が欠かせないとして、施主側の聖地運営プロジェクトに、工事がどこのゼネコンに発注されたとしても、高度な特殊工事は施主サイドで決め、用意しておきたいと提案していました。

 

太田は常々、「建築は、結局は実際の仕事をする人たちの誠意と力量で決まる。携わる人たちの誠意の総量が良し悪しを決めるから、質や内容に沿うような職人を選ぶ必要がある。」、といっていて、ゼネコンが都合で選ぶ省力業者では、今回構想している水晶殿の品質の高さの達成は無理ではないかとしていました。

 

太田は施主側の担当される方たちと、山形、京都、東京などを訪ね、実際の仕事振りや業績を訪ねました。

中でも重要視していたのは「人物」でした。

「仕事は機械がするものではなく、人の手がするものだ、だから人物が優れていれば良い仕事が期待できる。すべては人の想いだ。」

設計を進めながら何度も太田から聞いた話です。

 

こうして、5社が選ばれました。

中でも錺金物の第一人者京都の森本安之助さんは、伊勢神宮式年遷宮の仕事で多忙の中にも関わらず、熱海の水晶殿を訪ねて感激され、快く引き受けてくれることになりました。ドアーハンドルや引手金具の製作です。

 

次回ではこの成果についてお知らせします。

 

(写真  京都森本錺金具工房 )

 

 


2013年7月13日