イベント情報

2015年10月21日
「水晶殿ヒストリー」第2話

①第2回 水晶殿.jpgのサムネイル画像

 

【水晶殿ヒストリー】第2話 「世界的なモダニズム建築」 は 10月18日(日)開催されました。

当日は、多くの皆様においで頂き、主催者といたしまして、改めまして御礼申し上げます。

今回の講演会は、椅子席で行われました。

日本人とは何を指して、日本人と言うのか。

生まれ、国籍、住まい、それとも・・・。

日本人が世界に誇れるものは何か。

建築物がどのような目的で作られ、そして再生されていくものとは何か、消滅して行くもとの違いとは・・・。

講師は講演の中で、後世に残る建築には心がある、その一つが、ここ水晶殿である、と。

様々な疑問に対する講師の考えをお聞きし、なぜここ「水晶殿」でお話しされたのか、第2話まで進むと、だんだんわかってきました。

水晶殿は単なるモダニズム建築の域を超えているとも・・・。

そして水晶殿は「モキチズム建築」と呼べると。

造営主の見識の深さは文化と言う財産を、現代に伝えて生き続けています。

お会いしたことのない私たちのそばに、今でもおられるような、そんな事を想像してしまいました。

講師の独特の語り口で、興味の尽きない話題が満載で、あっという間に終わってしまいました。

改修工事に携わった方たちも、当時を思いながら、じっと聞き入っていました。

樵亭 ②パース.jpg講演の後、通常は非公開となっているMOA美術館茶の庭にある茶室「樵亭(しょうてい)」を美術館のご厚意により、特別に拝見しました。

講師による解説で見学して頂きましたが、太田先生は、茶室は世界に類を見ない究極の日本建築で、縄文時代からの先人の記憶が継承されているといわれました。

参加者の皆様から「とても良いお話でした、感動しました」と、お褒めのことばを頂きました。

(図:樵亭内部スケッチ 太田先生画)

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IMG_0130-1.jpg「樵亭(しょうてい)」の名称は、この茶室の襖絵に

 伝 本阿弥光悦作「樵夫蒔絵硯箱」(重文、MOA美術館所蔵)に

 見られる粗朶を背負い山路を下る樵夫の図様と酷似した図が

 描かれているのにちなんで名付けられました。

夕暮れ近くなりましたが、皆様熱心に拝見されておりました。

(撮影:及川博文)

 

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 先生、有難うございました。

 

今回おいで下さいました方はもちろん、次回から参加頂く方にも、講師のお話とセットでこの眺望の素晴らしさを体験されます様、あらためてご案内いたします。

 何度でも訪れたいと、思える場所それが「水晶殿」です。是非お出かけください。

 

 【水晶殿ヒストリー】は、お申し込みを随時、承っております。

 第3話 「岡田茂吉翁の構想」     11月29日(日) 13時受付

 

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 申し込み先:新之介サロン

 ・メールアドレス

shinsalon9@yahoo.co.jp

 ・電話 090-9336-5652(佐々木)

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2015年10月21日