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2014年6月9日
いよいよです。
佐々木です。
『伊勢神宮』の出版がいよいよとなりました。
300頁の大作は、20年かけたもので、新之介さん渾身の作品です。
この間にはいろいろなことがあったと思います。
東日本大震災も記憶に新しいものです。
あとがきに、以下の一文がありました。
「・・・二〇一一年三月一一日午後二時四六分、私は熱海の工事現場で東日本大地震に遭遇した。直後、大津波による被災地惨状の映像を見て鳥肌が立った。
母の郷里である思い出の石巻港は跡形もなかった。その時は訳もなく、日本が心配だ、今、自分にできることは、との思いだけだった。今にして思えば、震災による異常事態に遭遇したことが、原稿のまとめに拍車をかけたように思う。
日本は、日本人は大丈夫だ、心配することはない、神々の国だ。
そう念じながらだった。被災した方々へのお見舞いと、亡くなられた方へのご冥福を改めてお祈りしたい。・・・」
20年という歳月を持続させるのはよほどの精神力です。
それを感じさせる内容がこの本には詰まっています。
『伊勢神宮』は、日本人の精神性の高さ、文化性の奥行を感じさせてくれます。
私は日本人に生まれて本当に良かったと思いました。
そして、この出版を手掛けられた縁を喜んでいます。
もう直ぐお手元にお届けできると思います。
宜しくお願い致します。
(写真 神宮正殿の上棟祭 神宮庁提供)
2014年6月9日