ギャラリー珎玄齋 オークション出品履歴

オークション出品 1/22~1/28

 

1051ミャンマー白釉緑彩兎水注15~16世紀

作品説明
時代15~16世紀
メソート出土品
白釉緑彩陶の大型兎形水注である。
背に大き目の注入口、口から吐水口があるので、実際水注に使用したものと思われるが、ユニークな造形である。白釉の躯体に緑の線描きは印象的で、特に兎の目は際立っている。
この種の像は他に象、獅子、獣、鳥などがあり、いずれもユニークな造形物となっている。
永く土中にあったとは思えないほど劣化は少なく、緑彩は淡い光沢を見せている。
キズや欠けはなく完品といえる。往時の人たちは大切な兎を大切にしていたのだと思う。
洗浄済。

サイズ  タテ:16.2  ヨコ:9.4  高さ:10.4センチ

 

№ 1052タイ・モン灰釉平鉢12~14世紀

モン陶は、先住民のモン(Mon)族によって始められたといわれるが、モン族の作陶の形跡は未だ定かではない。ただ現地で「モン」と呼ばれる焼物があるため、モン陶は、モン族の作陶の技術が起点になって初期の12世紀には一部のモン族が実際に製陶していた可能性があるとされている。
後にスワンカローク陶の青磁、白濁、黒褐などに引継がれた形跡もあるが、急速に製陶が絶えて行ったことに謎が残る。
陶器に関しては、焼成温度が低く、施釉も雑といわれ必ずしも評価は高くないが、白濁釉などに高い製陶技法がみてとれるものもある。
近年、ミャンマー白釉緑彩陶と共に謎のやきものとして関心が高まっている。
作品解説
時代12~14世紀
オンコイ出土
鉄分の多い粗い胎土に灰釉を用いたモン陶器の平碗である。
この種の初期のものは釉薬を刷毛塗り手法を用いていた形跡があり、濃淡のバラツキのあるものが多い。これがモンの特色となっている。
モン陶は出土数が極端に少なく、本作品は13世紀頃の灰釉陶の技法が継承されて、スワンカローク青磁に変化して行く過程の作品として貴重といってよい。
経年による風化はあるが、カケなどの欠点はなく完品といえる。
洗浄済。

サイズ 径:14.7    高さ 5.2 センチ

 

C96タイ出土中国明・古染付高僧図中皿17~18世紀

作品解説
時代 17~18世紀
タイ・オムコイ出土品
高僧図といわれる厚手の古染付中皿である。
我が国に将来された東京国立博物館蔵(径28センチ)のものと同種と考えられる。
経年のための風化は見えず、染付の色も、肌も美しく完品といえる。高台内には砂が混入し、砂の上に置いて焼成したことが解る。高台内に出土時に土を取る際に付いた微細な擦り線がある。
胎土、釉薬、作りから天啓年代景徳鎮民窯の作品と考えられる
洗浄済。

サイズ  径:21.2   高さ:3.4センチ

 

C98タイ出土中国明・古染付梅の図中皿17~18世紀

作品解説
時代 17~18世紀
2000年 オムコイ出土品
梅の図の厚手の古染付皿である。江戸時代から我が国に将来された古染付の皿類は多種に及ぶが、この種の梅の図皿は見たことがない。梅の構図は斬新でいかにも古染付皿という趣がある。
経年のための風化は見えず、染付の色も、肌も美しく完品といえる。高台内には砂が混入し、砂の上に置いて焼成したことが解る。高台内に出土時に土を取る際に付いた微細な擦り線がある。
一回り小さな同図の皿もある。胎土、釉薬、作りから天啓年代景徳鎮民窯の作品と考えられる
洗浄済。

サイズ  径:22.0   高さ:3.2センチ

 

C99タイ出土中国明・古染付さんざし唐子図中皿17~18世紀

作品解説
時代 17~18世紀
2000年 オムコイ出土品
さんざし唐子図といわれる厚手の古染付中皿である。
『陶器全集・第32巻・古染付』(平凡社1965年刊)記載の「さんざし唐子図平鉢」と同種と考えられる。
経年のための風化は見えず、染付の色も、肌も美しく完品といえる。
高台内には砂が混入し、砂の上に置いて焼成したことが解る。
胎土、釉薬、作りから天啓年代景徳鎮民窯の作品と考えられる
洗浄済。

サイズ  径:20.0   高さ:3.4センチ

 

 

 


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ギャラリー珎玄齋
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よりご高覧ください。

2018年1月22日