和の心にて候 Top

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臘八接心

hp-101.JPGお茶会担当の芽久美です。

先日とあるお茶会に参加 する機会に恵まれました。
待合の床には、臘八接心(ろうはつせっしん)にちなみ、仏具である払子(ほっす)の絵に 「朝三千暮八百」(ちょうさんぜん ぼはっぴゃく)。

12月のことを臘月(ろうげつ)といい、臘八とはつまり12月8日。この日の未明に、お釈迦様が菩提樹の木の下で暁の明星をみてお悟りを開かれたのだそうな。
それにあやかり、禅寺では12月1日から8日の朝まで昼夜寝ずに座禅の集中修行をする、それが臘八接心。三千八百はたくさんという意味で、それだけ警策(けいさく)で打たれるほど厳しい修行するということらしい。一週間も寝ずの修行\(◎o◎)/!・・・ありえない・・・・。

そして本席のお床は 「九夏寒岩雪 三冬枯木花」(きゅうかかんがんのゆき さんとうこぼくのはな)。

己を深く深く追求し、修練を積めば、通常ありえないことも起こる境地に達する・・・みたいな・・・。
席主のこんなお話をうかがいつつ、思わず背筋が伸び、清らかな気持ちになって一会を過ごしたものです。

そんな私も、家に帰ればドアにはクリスマスのリースを飾り、部屋にはサンタさんだのクリスマスツリーだのを飾り、イブにはターキーを食べ、時には賛美歌も歌い、そして大晦日には除夜の鐘に108つの煩悩を払ってもらい、年があければ神社で二礼二拍一礼。
毎年この儀式たちを繰り返すわけです。

あるとき、新之介さんのこんな言葉に目から鱗でした。
「日本人はとびぬけた消化酵素をもって、外来の文化を質の高い独自の文化にしてしまうすごい民族だ」(詳しくは10月9日「奥行き」)

そういうことだったのか。私の中で、毎年のこういった儀式たちが何の違和感もなく共存するのは。
あらゆる神仏や森羅万象を味方にして、明日を生きる力にしてしまうことができる民族、日本人。

自分が日本人であることに誇りをもって、このすばらしく奥の深い文化を学び続け、そしてそれを伝えていきたい・・・。との思いを新たにしました。



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