新之介文庫だより

2020年1月26日
近詠・句歌都々逸65

 

大径の 秋田杉なり 雪や舞う 三百年を 祝い参ると

 


能代なる 天然のその 秋田杉 神に供せと 天の聲する

 


天が下に 育つ樹々かな 幾百年 今眼前に 横たわり居る

 


秋田杉 1メートルの径の前 静かな興奮 寒空の下

 


懐かしや 大径木の セリの市 今日冬空に 我を召すかな

 


夢さえも 思い巡らす 構想は 実現不可か 天を飛翔す

 


揺れ動く 設計のその 核心が 冬の星空 眺めため息

 


囁けば 返る声さえ 色褪せて 初心は何処と 探す日々

 


神仏の 加護も助けと 願い来て 早十年の 年や重なる

 


人や逝き 人は去りても 我が裡に 点る灯火 あるを頼りに

 


〽︎ 新型ウイルス 侮るなかれ 武器もないのに 世を変える

 

誰かしら
〽︎ お金ないのに すこぶる元気 仕事もせずに よく食べる

 


〽︎ 品が悪いわ 下ネタなんて 「だけどネ」 ワタシ好きなの もっとして

 


〽︎ 主の背中が 恋しい夜は せめて都々逸 想い唄

 


〽︎ ボーと生きても 一生は一生  主と朝寝で 暮らしたい

 

  「おバカ! 」
〽︎ 舌を出しても スルーをされる お尻出しても 届かない

 


〽︎ 夜の帳が 降りるというに 主は姿を 未だ見せぬ

 

「若い頃ネ」
〽︎ 何時も 夜遊びしてたというに 「今はね・・・」爺はスマホで ジイ行為

 


〽︎ 大驚失色 この世の欲は 絶えることなし 術もなし

 


〽︎ 修行したって 悟らぬアナタ しないアタシにゃ 敵わない

 

 

 

 


2020年1月26日