日本のすがた・かたち

作法

hp-25.jpg見えぬれど心とかた(作法)を内に秘め
和みを見せる人のありせば


日本人のすがたをよく現わしているものに「かた」があります。

「かた」は道を現わすといわれますが、日本人は、人として守るべき条理を「道」として名付け、それを宇宙の原理としてとらえてきました。それはまた「道義」とか「道徳」ともいわれています。

道と名のつくものは神道から始まり、仏道、相撲、剣道、合気道、空手、柔道、茶道、華道、香道、料理道、工匠道、そして芸道や衆道とまで枚挙にいとまがありません。道はそれを目指す者に、学問や技芸を習得する道標の役を果たし、同時に人として生きる規範を示すものともなってきました。また我が国の何道と名のつくものは世界に類例がなく、ヨーロッパにある騎士道とは意を異にし、独自の文化形態にまで昇華してきています。

これら道に共通するものが、「かた(型・形)」といわれる所作のフォームです。「かた」から入り、「かた」で終わるという、動作を伴った姿のことです。私は、この日本人がつくってきた「かた」こそが、日本人の精神を形づくり、その「かた」という作法が和の心を現わしている、と考えてきました。先人はこの「かた(儀礼・作法・所作)」を、何千年も続く蓄積の中で研磨し、規範として身につけながら子孫に伝え、世界に冠たる精神性をつくってきたのだと思います。

その「かた(作法)」の精華に茶の湯がある、と私は見ています。
それは茶道というような括りではなく、茶の湯にいう茶事、茶会というもので、逆にいえば、日本の「かた」の精華が茶の湯だということです。よく特集などで日本なるものを表現しようとすると、必ずといっていいほど茶の湯を取り上げますが、それはここに起因しています。

次回予定している祭事も、また子どもたちを招き、日本なるものが凝縮している茶の湯の「す・がた・かたち」を見せ、歌舞音曲と共に時を過ごせたらと思っています。

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コメント (4)

みーちゃん:

日本人の「かた」や「みち」を
もっと大切にしていきたいものですね

旅の僧:

子どもさんのためにも。

投稿 深謝九拝

子供のときに茶事に接する機会を与えられた子どもさん達は幸せですね。今食育も言われています。食べ物の大切さを学んだ子はニュースに取り上げられる様な食品(お米)への接し方はしないでしょう。茶の湯を体験して素晴しい日本人が沢山育って行きますね(*^_^*)

旅の僧:

≪ 子どもらに遺せし秋の静けさは 今も大和に絶えず続きぬ ≫

投稿 深謝九拝

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