能楽堂のスケッチ
野村萬斎氏が演出した能『安宅』を観に行ったことがあります。
興味があったのは、演目以上に、その公演が行われた会場のことでした。
能舞台ではなく、通常はオペラやオーケストラが演奏されるオーチャードホー
ルでの上演だったのです。(そう言えば、今週から、ブロードウェイ・ミュー
ジカルの『ヘアスプレー』が始まりましたね。)

当日配布されていたパンフレットには、こんな記述がありました。
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能の確固たる伝統の力はこのような新たな空間との出会いによって、より
新鮮に発揮されます。実際世阿弥の時代には広い野外の舞台で真後ろに橋掛
かりがある舞台で能が上演され、甲冑姿で馬に乗って演じる能が上演された
り、生気に溢れる多様な空間での演出が生きていました。
笠井賢一(演出家・能楽プロデューサー)『東京 春の能・狂言』より
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舞台中央に、この世のものとは思えない姿をした巨大な松が、幾重にも組
み合わせて設置され、弁慶たちは、下手の橋掛かりから現れ、今度は舞台後
方にも伸びた橋掛かりの奥の闇に消えて行きました。
僕は、満席となった2150席のオーチャードホールの張り詰めた緊張感を、
心地よく感じていました。
この話しを太田先生にしたとき、その身を乗り出して、こう言いました。
「それは、俺がやろうとしていることとちょうど逆だ。
俺は、本来能楽堂ではやらないことを、能楽堂という制約の中でやろう
としているのだから。」(太田先生)
そう言って、一枚のスケッチを見せてくれました。太田先生が書いた MOA美
術館の能楽堂のスケッチです。

11月25日の能楽堂ライブの演出が始まりました。
コメント (4)
楽しみですねー。
「能楽堂ではやらないことを、能楽堂という制約の中でやる」なんだかドキドキしてきます。このキーワードを当日まで考えてみたいと思います。
その日を楽しみにしています。
投稿者: ユーミン | 2007年07月20日 23:03
日時: 2007年07月20日 23:03
「和の心にて候in熱海」の演出にとても興味があります。特に奈良さんのことが気になっています。ライブに伺うつもりです。演出の内容について是非教えて下さい。青樹さんのご活躍、嬉しいです。青森の夜は更けています。
投稿者: ときえ | 2007年07月20日 23:10
日時: 2007年07月20日 23:10
ユーミンさん、コメントありがとうとうございます。このキーワードが、出演者の皆さんにも伝わりますように。
ときえさん、はじめまして。青森の夏はいかがですか。演出の内容はまだ秘密ですよ。(^-^)
投稿者: 青樹洋文 | 2007年07月22日 21:03
日時: 2007年07月22日 21:03
ユーミンさん、コメントありがとうとうございます。このキーワードが、出演者の皆さんにも伝わりますように。
ときえさん、はじめまして。青森の夏はいかがですか。演出の内容はまだ秘密ですよ。(^-^)
投稿者: 青樹洋文 | 2007年07月22日 21:03
日時: 2007年07月22日 21:03