和の心にて候 Top

石井直子会長よりメッセージ

昨年の祭事「和の心にて候in熱海」から1年が経ちましたが、この度、(社)ガールスカウト日本連盟 石井直子会長よりホームページにご寄稿頂きました。心より厚くお礼申し上げます。


                                                             HP-64.jpg「和の心にて候」に寄せて
(社)ガールスカウト日本連盟 会長石井直子


「新之介組」  太田組長様

昨年の戸隠ガールスカウトセンターへの皆様のご訪問に始まり、熱海MOA美術館での瑞雲茶会へ
のお招き。 また、今年は「ガールスカウト大人のキャンプin岐阜」へのご参加。

そして、来年は再び 熱海で「和の心にて候」を開催のご予定とか。

私たちガールスカウトはすっかり新之介マジックに魅せられたようです。

HP-69.JPG昨秋の熱海で子どもたちに本物の「和」を見せ、季節の美を気づかせ、自然の音を聞かせ、日本に連綿と続く「神々」の声を知らせた「和の心にて候」の組み立ての優雅さに心奪われたのは、私だけではなかったようです。

わざわざ新潟からやってきたガールスカウトの少女たちも、こころゆくまで楽しんでいました。250名ものお招き、心より感謝しております。

HP-66.jpgさて、私たち大人が 次世代の子どもたちの心に伝えるべき大切なもののひとつ。それは解説なしの日本の「美」であると思います。美を楽しみ、美を作り出せる新之介組長のような方が時と場所と人を得て、集う人々の心を天空へいざなうような伝え方が、日本の美の継承のあり方と思われます。

熱海で拝見した「和の心にて候」の皆様の熱意は、それに「子どもたちへ奉仕する心」を加えて、美のコミュニケーションの輪が生まれていました。まさに ワッショイ。

HP-67.jpg次回ガールスカウトもお招きいただけるなら、何らかの形で、ともにその輪を背負いたいと願います。 

私たちも奉仕したい。
ワッショイと声を上げて活動したい。これがガールスカウトです。

では、新之介組長、来年の熱海を楽しみにお待ちしています。

                              (平成20年11月4日)
                                                                                                                                                                                                                                                    


Girl Scouts of Japan  President, Naoko Ishii

『Shinnosuke-Gumi』 Captain, Ohta-sama

Our relationship has begun since you and your mates visited our Togakushi Girl Scouts Center last year.
After that, you invited us to Zuiun tea ceremony in MOA museum of Art, Atami.
Moreover, you also joined GS camp for adult members in Gifu this year.
Then, I heard you are planning to hold the ritual "和の心にて候 (Wa no cocoro nite sourou) " again next year in Atami.

I guess we GS have been fascinated with Shinnosuke magic completely.

Apparently, it was not just me who was enchanted by the gracefulness of
the composition in "和の心にて候" you and mates showed children actual
"和 (wa)", made them realize the beauty of seasons, play them the sound
of nature , and made them know the unbroken voice of "gods and
goddesses" in Japan.

Scouts of Niigata come just for that seemed to enjoy as much as they liked.
I greatly appreciate you invited the 250 scouts for that.

Well, I also feel Japanese beauty without any comments is one of important things we adults should hand on to the next generation and their children.
"Patrol leader,"Captain, Shinnosuke-san" enjoying Japanese beauty and
also creatingit have got time, places and people to hand the tradition of
Japanese beauty on to participants like walking on air. I think it is the best way for us.

I found you created the communication loop of beauty with your all
passion in last "和の心にて候" added your dedication to children. That is Wasshoi!

We hope to be able to share that with some way if you invite us GS next time.

We hope to be able to assist. We hope to be able to do something with
"Wasshoi".
These are Girl Scouts.

Patrol leader, Captain, Shinnosuke-san,
We are looking forward to holding the ritual in Atami next year. 
(訳 あさのまみ)

書簡往来

太田新之介様
                       (社)ガールスカウト日本連盟    会長 石井直子

ご無沙汰しておりますが、太田様のご消息は薫風に乗り、若い女性達から、私のもとに届いております。
ガールスカウトにも関わる彼女たちが、精神的価値を大切に、自ら考え行動する様子を間近でご覧になっている昨今、私たちの運動に一層ご関心をお寄せくださって、今年もガールスカウトの少女たちをご支援下さるよう、宜しくお願いします。
 
さて、来年ガールスカウト日本連盟は90周年を迎えます。
今や、地球上の国々は、同じ悩みを抱えて必死で生きている運命共同体。世界中のガールスカウトが、自ら考え行動し、社会に役立つ女性を育てようと、同じ「使命」を持って活動を続けています。

地球を支えられる次世代を育てるのが、私たちに残された、仕事と考えます。90周年記念事業のテーマ「心を育てるガールスカウト よりよい明日を作ります。」は、精神的価値を大切に、よりよい明日に向かって進んでいくガールスカウトたちの姿そのものです。
 理想を持って凛然と歩む姿は、和の心にも通じると思われます。
 
お目もじかない、太田様の「和の心」の目指すところを、お教えいただくことを楽しみにしております。
(2009・5・8)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

石井直子様

拝復

ご無沙汰しておりました。
立夏も過ぎ、花橘の香る頃となりましたが、その後お変わりなきご様子何よりと存じます。
この度は、ガールスカウト日本連盟会長の激務のなか、愛知の活動のお手伝いにも、お言葉を頂きましたようで恐縮しております。

楽しい一日でした。
思いがけなくも熱田神宮茶会は、私に次代を担う子どもたちと向き合う機会を与えてくれることになりました。先に生きている大人は何をするのか、何ができるかを考えさせられた一会でした。

私は、日本人が国際的に活躍するために必要な文化的背景のひとつに、茶の湯があるとみてきました。それは、この風土に暮らす日本人にしか分からない、すがた・かたちであり、自然の中で人との交わり方、出処進退、立ち居振る舞い、箸の上げ下ろしに至るまで、先人の叡智が詰まったものと思っていたからです。
熱田神宮でのミニ茶会ではそれが実感できました。私に、子どもたちの笑顔と、驚く顔が、それを知らせてくれました。

門戸を広げ、内から外へガールスカウト活動を実践していく、という石井会長方針のお陰で、私も、3年前から交流をさせて頂き、中でも戸隠と郡上八幡のキャンプへの参加はとても刺激的で有意義な体験となりました。
そのご縁が重なり、一昨年は、250名の少女を祭事「和の心にて候」にお招きできましたこと嬉しく思っております。今年も祭事が11月29日(日)に催されれますが、100名のガールスカウトの子どもたちを、MOA美術館「能楽堂」にお招きし、石井会長が目指された「和の心」を感じてもらえればと思っています。

熱田の茶室では、団委員さんたちの結束と、何よりもトレイナーの活躍が光りました。
ガールスカウトの将来は、トレイナーといわれる人たちの活動が何よりも大事なことではないかと思い、この方たちの活躍こそが日本連盟の明日への希望となるのでは、と感じました。
これからまた、何かご縁があれば茶籠を持っていって、子どもたちと一緒に、日本人の“美まし”ところの時を共有してみよう、と思った熱田の茶会でした。

床かけものの「ありがとう」で、私も亡き母を思いました。
存命であれば100歳を過ぎていますが、いずれは皆、同じ行く道。あの子どもたちの笑顔が、私の母の日への、はなむけとなりました。

ありがとうございました。心より厚くお礼申し上げます。
またの拝眉を楽しみに。先ずはとり急ぎ御礼まで。

敬具

2009・5・12      太田新之介 拝

長津代表よりメッセージ

長津代表よりメッセージ

11月29日(日)MOA美術館能楽堂ライブを主催する、
和の心にて候グループの長津 喬代表からメッセージを頂きました。
いよいよ祭事に向けて本格的に始動開始のようです。
宜しくお願いいたします。

                                                             

hp-105.jpg 祭事に向けて
和の心にて候グループ  代表 長津 喬


同じ駅から同じ電車に乗り、同じ学校に3年間通い、その後10年を経て28才で再会したとき、その10年の歳月の空白に驚嘆した。

当時、我々の世代のひとつの“大人”の基準として「禅的なもの」があったように記憶しているが、この点における彼我の差をこれ程痛感させられたことはかつてなかった。彼は猛勉強していた。

美へのエネルギー量は凡夫には及びもつかぬ程であり、書画、篆刻、文章から茶の湯に至るまで凡ゆる才能を天が賦えたのではなかろうか、と打ちひしがれた。
つまり、当時互いに携えていた目に見えぬ刀の切れ味の余りの違いに茫然自失させられたのである。一体、私のこの28年間は何だったのか、と。
その頃の私の目には、彼は遮るものとてないモンゴルの草原を馬でひた走るチンギスハーンのように映っていた。
 
案の定、岐阜の臨済宗の僧堂である瑞龍寺や伊豆天城の森の植樹祭における両陛下のお野立ち所といった、歴史に残る建築の設計も手がけ、社寺建築家として揺るぎない地歩を築いたが、興味を覚えるのは、むしろそのような表向きのことよりも、何故ひとのこころをギュッと鷲掴みにするようなことに彼のエネルギーが向かうのか、ということである。

HP-103.gif彼の言動に接していると、年と共に古い時代や日本に目が向いているように感じられる。日本、日本人の基(もとい)を尋ねる旅をしようとしているのではないか。
それを型・形にしてこの国の文化を表わし、次世代の若人達にそれを伝え、歌舞音曲で多くの人々に楽しんで貰おうとしているのも、日本とは、日本人とはという問いに、あるひとつの答えを見出したせいなのだろう。


同じ年に同じ地に生れ、同じ海を見、同じ空を眺めて育った彼、太田新之介君が見出したであろう、あるひとつの答えに多くの人々が共感を覚えて戴けるよう努めることが、同胞としての役割であろうと肚に決めている。

(2009・5・16)