呼吸
ディジュリドゥという木の筒を演奏するのに、最も重要なのが-呼吸-です。
呼吸は人間が生きるという営みの中でも、大切なことです。僕たち人間が吐き出す
二酸化炭素を、木々や植物たちが吸ってくれて、木々が吐く酸素のおかげで生きて
いられます、、、。
呼吸の中には感情も含まれてしまいます。
20代の始めの頃、自分自身の感情をうまくコントロールすることが出来ずに欝気味に
なったりすぐに腹を立てたりすることが多い時期がありました。そんな時、いただいた
植物がすぐに枯れてしまったことがあります。そのいのちは、僕のイライラした溜め息
を吸っていたのです、、、
あまりに早く枯れたいのちに申し訳ない思いでした。
この時、木々や植物たちとの繋がりの深さを実感しました。木々や花たちは、無条件
に愛情いっぱいの酸素を僕たちに与えてくれます、、、
ディジュリドゥと出会い、あの天然の空洞の木に息を吹き込むようになり、だんだんと、
自分自身の中でバランスが取れるようになりました。
ディジュリドゥの音は、吹き口に唇を隙間がないようにぴったりとつけ、ブルブルと唇を
震わせます。その振動が木に伝わり、木自体が振動し、ボゥオゥォォーという音が生ま
れます。木の振動音です。そこに、循環呼吸という呼吸法を使います。これは、口から
息が出ている時に同時に鼻から吸うという呼吸法です。この呼吸法により息が出続け
ることとなり、音が途切れずに続いていきます。これにより、循環するエネルギーが生
まれるんだと思います。
その場と、そこにいる人や自然と、共にいのちを奏でているんだと実感します。
そして、日本は古来から‐腹‐が大切にされてきました。言葉でも、腹が座る、腹を決
める、腹を立てる、、、感情を深い呼吸で腹まで落とし、そこでものごとを判断していた
んだと思います。
ディジュリドゥの呼吸は丹田(へその少し下)を意識し、深く呼吸をします、、、
それが、小さな芽から、太陽を浴び風に吹かれ、雨に打たれ、大きくなり、何億という
アリたちに中だけを食べられ、空洞となった木の長い長い時間にふさわしい気がします。
あの純粋な木の筒と向き合うために、なるべく邪念を払い、エゴをなくして、僕自身が
ディジュリドゥのように空洞となり、音の、宇宙や自然のエネルギーの通り道となれた
らと思っています。
合掌 KNOB拝


コメント (1)
はじめまして。
ヒーリング、アロマセラピーをやっておりますライトワーカーAKIKOといいます。
「呼吸」、「音」について調べておりましたら、KNOBさんのページにたどり着きました。
以前、大学で「口伝え」で伝えられる大切なことについて研究をしていました。その縁あって、フランスの方でも土着民話などを研究させていただきました。
受け継がれてきている大切なもの、そしてそこに込められている愛、光、強さ、エネルギー、音、リズム・・・色々なものを感じ、
それが気づいたら、ヒーリングという世界でのお仕事となりました。長くなってしまいましたが、インターネットでお邪魔したのにも何かの理由があるものなのかな、と思い、コメントさせていただきました。ロジャーペインさんのことも書かれていましたが、たまたま?なのか、私は4月に行われるポールウィンターさんのコンサートに行こうと思っていまして、
そのことを調べているなかでロジャーさんに行き着きました。CDを注文したところでした。
「能楽堂ライブ」、ステキでしたのでしょう。終わってしまったなんて、残念です。
では、これからのご活躍も期待しております。ありがとうございました。 ライトワーカーAKIKO
投稿者: ライトワーカーAKIKO | 2008年01月26日 23:22
日時: 2008年01月26日 23:22