「快適空間」
通信-007
「快適空間」
代表 長津 喬
先日、4月18日(土)に 北鎌倉の雪堂美術館で「雪堂茶会」が催され、お邪魔して来ました。
午後の部への出席でしたが、朝早めに着いたので、午前中をゆったりと過ごすことができ、久し振りに円覚寺さんに詣でて来ました。
週末のせいか外国人の客が多く、中国語、朝鮮語、ポルトガル語や英語が飛び交っていました。境内には絵を描いている人が多く目につき『鎌倉辺りには絵を描く人が多いのです』と聞きました。いかにも成熟した都会だという印象を持ちました。
昼近くに会場に戻り、庭を眺めていたら「花筏」(別名、嫁の泪)が眼にとまり、美術館の方(あとで渡辺さんというお名前だとうかがいました)から、ひと鉢頂戴致しました。望外の喜びでした。
茶会はまことに楽しく、不動明王に会えたり般若心経を唱えたりと、充実感に溢れていました。何よりも、そこに集まった方達の醸し出す雰囲気が得も言えぬ心地良さでした。主催された側の皆さんの腹づもりが窺われる気が致しました。
20年程前、当時高名だった評論家の話を聞く機会があり、英語の「アメニティ」を日本語では「快適空間」と訳している。この元の言葉はラテン語で「アメイノン」「選ばれた人々」、更に遡るとギリシャ語の「アモエニタス」「優れた人格」に行きつく、といった意味の話を聞きました。幾分記憶が定かではないのですが、おおよそこんな内容でした。
そうしてみると、まさに先日の「雪堂茶会」はアメニティ(優れた人格が作り出す快適空間)そのものだったと感慨に浸っています。
岡山先生はじめ、関係された皆様に心より謝意を表します。
゛ 行く春や 嫁の泪と 雪堂会(せつどうえ) ゛
(2009.04.21)