大人の所為
「兵ちゃんこんばんは、今夜もお座敷かけて頂きありがとう」
「磯千代姐さん、今夜は妖艶だねえ」
「兵ちゃんにお会いできると思って薄化粧してきたの」
「それが、薄化粧?」
「そうよ、目の縁がはっきりしてるでしょう」
「青黒縁だね…」
「こんなのどう?」
蓮が開いた泥田の中に 粋な仏が目で招く(90)
「蓮の台に仏がござる。粋な仏が目で招くか…。観音さまかな」
「それにしても、この頃人を殺める事件が多いわね」
「心の底からこすりあっていないから疎外感が強いんだよ」
「もうちょっと辛抱してくれたらいいのにね」
「いってみようか」
思い通りにいかないことが 優しくなれる元なのよ(91)
「ここに気が付いてくれるといいんだが…」
「それにしても人間様は獰猛ね」
「生きものの中で、チンパンジーと人間は獰猛さでは群を抜いてるそうだ」
昔はヒトを食べてた奴が 今じゃ石油を飲んでいる(92)
「物価高もこれが原因ね。人喰いは日本人にはなかった風習ね」
「アフリカや西洋人の遺伝子が色濃く残っているんじゃないか」
「そういえば、アフリカでは虐殺が絶えないわね」
「太古の時代から続いてる」
赤い口紅べったりつけて 滴るビフテキ喰っている(93)
「貴婦人が血の滴る牛を喰ってる…」
「兵ちゃん、今はセレブっていうのよ。女だってお肉食べるわよ」
「目の前で牛を切り刻んだら食べるかな?」
「日本人には無理かもね」
この世で一番獰猛なのは ヒトと名のつく生きものさ(94)
「この物価高はいいね。自分の背丈にあった生活をするようになるからね」
「無理をしてるのよ。マスコミに踊らされて消費過多に陥ってるわ」
「ボクは早く石油がなくなるといい、と思ってるね」
「日本人の出番ね。中国やインドの華僑や印僑の人達はお金が中心でしょ」
「いずれ日本人の素晴らしさが解かる時がくるよ」
お金でカタがつくのは少し 情けでひとは生きるもの(95)
「日本人のことね。お金稼いで、それでどうするっていうのかしら」
「子どもたちが敬うひとがいなくなるね」
「なぜそうなるのかしら」
「生きてく姿がケガレているからじゃないかな」
「罪ではなくてケガレねぇ」
畏れ敬うことすらできぬ 出来ぬ大人の所為(せい)だもの(96)
「大人がちゃんと大人をしてないわね」
「頭が変に良すぎてきたからだね。目先と小細工だけになる…」
「タマが・・・瞑想しながら頷いているわよ」
「下弦の月も暑そうだな…」
「夏は暑いほうがいいわ」
コメント (2)
大人って 大きいからですか。
それとも
他にも色々あるんでしょうね。
風刺花伝
さーらさらーの私には、考えさせられる事ばかりです。
それにしても
深い・・・
投稿者: ささヤン | 2008年07月28日 13:33
日時: 2008年07月28日 13:33
『大人って 大きいからですか』
うーん、大きくなるのは小学生からかもしれませんね。
色々あると思います。
《 色々あるのよあなたもわたし それがいいのとタマが言う 》
投稿 深謝九拝
投稿者: 兵衛 | 2008年07月28日 21:31
日時: 2008年07月28日 21:31