世界のわっしょい
「兵ちゃん今晩は。いつもお座敷かけて頂いてありがとう」
「ニャンりがとう」
「タマもお礼をいってるわ」
「今夜も都々逸で迫ってみようか」
「どうです、こんなの」
恨みつらみは唄うと消える 都々逸の良さ気持ち良さ(61)
「そうだなあ。都々逸をやると別の世界に遊んでいるようだなぁ」
「気持ちいいもの」
「ニャンとに」
「タマも悶えてるね」
「そういえば、一時流行ったスローライフってやつ、今では誰もいわないね」
「みんな流行に弱いんだ」
スローライフだエコライフよと 笑わせないでよエゴライフ(62)
「エゴライフっていいんじゃない。流行語にしたいね」
「サミットだか、ゴミットだか知らないけど。町内会の会合みたいね」
「そうだね。それぞれの事情がある家が集まってるみたいだな」
「どこかの大統領夫人が顔を見たくない女がいるって、一緒のバスに乗るのを拒否したそうよ」
「町内会によくある話と一緒だな」
「エゴライフの代表の集まりね」
「42年先の約束ができないなんて笑っちゃうな」
「みんな影も形もないのにね。一人ぐらいおこがましい人間に活を入れるくらいできないの」
「無理だね、エネルギーをジャブジャブ使うのに慣れちゃったから…」
造り過ぎたの余計な物をあ がいてみてもゴミの中(63)
「そうなのね。無理して造り過ぎたのね」
アメリカナイズされ過ぎたのよ 消費消費と笑わせる(64)
「大量消費民族の強さにもうそろそろノーをいう頃だな」
「世界中、日本の江戸時代みたいに鎖国をしてみるってのはどう?」
「いいかも知れないな。自国の文化が熟成するよ」
「石油なんてなくても昔の人は豊かに生きてきたのにね」
「他国を頼らずにやってみるといいんだ」
「頼ってあてにするから、援助がないって腹が立つ…」
「日本人にはいいかも」
祭と形で後のちまでも 伝え伝えて粋なとこ(65)
「そうだな。祭りで明日を生きるか…」
「祭囃子が聞えてくるわね」
「また、血が騒ぐなぁ」
それでも日本は優れた御国 他の国にない和で染まる(66)
「タマがもうお祭り気分よ」
「日本のいいタマだなぁ」
「早く行こうニャン!」