2009年06月09日
寒いシャレね
「兵ちゃんこんばんは。タマもオコンバンハ」
「姐さん今夜は何か濃密な雰囲気が漂ってるね」
「兵ちゃん、六月の梅雨の頃になると女は燃えるのよ」
「へー、姐さんでも濡れやすくなるんだね」
「今夜は悩殺芸者で迫ってみるわね」
「オエー、気持ちわるいニャーン」
「タマ~、豚インフルエンザにでもかかったの、アンタ猫よ、……ん」
色気ないひとワタシは苦手 聖人君子じゃ身が細る(328)
「やっぱり色気だよなあ」
「女に色気が無くなったら生ける屍よ」
「ボクはもうシカバネかもね」
「嘘おっしゃい、色がついてるオジタマでしょ」
「じゃ、いってみようか、……ん」
早きゃ困るわ遅けりゃ駄目よ 一緒にいきたや彼の岸へ(329)
「まあいいわね、気持ち良さそう。彼岸か極楽ってわけね。意味が深いわねぇ」
「この本歌に“早くても遅くても駄目田植する”って川柳っぽい名俳句があったんだ」
「その俳句ってもしかして子づくりを詠んだんじゃないの」
「案外図星かもね」
「兵ちゃん、乗ったところでもうひとつ」
「……ん」
待てというのに直ぐいきたがる 悪いクセだよ札の顔(330)
「福沢諭吉っあんね。ホントよ。直ぐどっかへいっちゃうんだもの」
「財布の中には長くいないね」
「疼いちゃうから出たがるのね。兵ちゃんの本能ね」
「タマもそうニャーン」
「バカタマ!お前の本能は違うだろ」
「ボクたちには懐かしい言葉だね」
「じゃ、お札でアタシもひとつ、……ん」
悩殺女といわれていたが 今じゃノ-とて札も無し(331)
「ダブル札だね。年齢、性別、性癖、生活の実態が浮き彫りにされている名都々逸だね」
「ノーとサツでシャレてみたんだけど」
「流石姐さん、それじゃ蒸し暑くなってきたから少し寒いシャレで、……ん」
そうかそうかと頷きながら 草加煎餅を食べている(332)
「お煎餅屋さん、泣いて喜びそうね。アタシも寒いのでシャレて、……ん」
妻子ある方私は好きよ 妻のない方ツマらない(333)
「3ツマと洒落たね。それはボクたちをナエさせるなぁ」
「殿方を励ましてるのよ」
「タマ寒いニャーン。花代稼ぎだけニャーン」
「コノヤロ、お前やっぱり新型インフルだね、あっちへお行き!」
「ババアにはかからニャイーンって」
「アタシゃまだツボミだっていってるでしょ」
「磯千代姐さんもう直ぐ夏至だね」
「旧暦から一ヶ月早い、恋の七夕がくるわね」
「じゃ織姫になったつもりで次回の座敷の呼び水にひとつ、……ん」
君のみ胸に抱かれて眠る 一年分を濡れた後(334)
「まあ素敵!一年分だなんて」
「タマ、疲れるニャーン」
「バカ、お前が疲れてどうすんのよ」
「姐さん今夜は紫陽花の咲く道を通って送ろうか」
「うれしいわ、満月だもの~。梅雨の月ね」
「タマ、またな。おやすみ」
「タマ、また妬けて震えるニャーン」
最近のコメント
投稿ありがとニャー
ささヤン on こぼれる:
つがいのよさと、ひと
タマ on 白いえり (英訳):
コメントありがとニャ
みりんちゃん on 白いえり (英訳):
いつも微笑みながら読
みりんちゃん on ごっこネ (英訳):
まみさん。都都逸も英
ささヤン on 白いえり (英訳):
お久しぶりです。
タマ on ついでね:
みりんちゃん、ありが
みりんちゃん on ついでね:
きもの姿のふっくらタ
兵衛 on 雲が出てきた:
≪ 雲の行方は誰もが
ささヤン on 雲が出てきた:
絶妙な雲の出番は お