2009年01月03日
唄い初め
「兵ちゃん、明けましておめでとう」
「姐さん、おめでとうございます」
「タマもおめでとう」
「おめでとニャーン」
「兵ちゃん松の内にお座敷かけて頂きありがとう」
「暮には少しご無沙汰だったからね」
「逢いたかったわ」
「姐さん初都々逸どう?」
「そうね、…ん」
主のみ胸に抱かれて見たい 一富士二鷹三茄子(234)
「御胸で初夢だね。きれいだね」
「兵ちゃん、初お座敷だからお謡をやらない?」
「そうだね、気持ちを新たにやってみようか」
「イヤー、ポン、ポン、ポン」
『庭の砂は金銀の……池の汀の鶴亀は 蓬莱山も外ならず…
君の恵みぞありがたき』
「いいわねー『鶴亀』。何か心が改まるわ」
「久しぶりだなぁ」
「どう兵ちゃんこんなの?…ん」
松竹梅のめでたき春に 主と謡のうたい初め(235)
「やっぱり正月はまた生き返った気になるね」
「人間は一年で心身がお疲れモードで、お正月で再生ね」
「日本人の美(う)まし甦り法だね」
「でもこの大不況は蘇えるのかしら」
「蘇るよ、皆が今の経済構造の危うさが本当に判ればだけどね」
「一発やってみて」
「…ん」
不況不況と騒ぐじゃないよ あてが外れただけじゃもの(236)
「皆あてが外れたのね。あては外れるためにあるのにね」
「あてが外れることが多くなってるんだ」
「新年早々だけど、外れない方法ってあるの?」
「そうだね、ヒントだけど…ん」
物々交換現金払い 健全経済種明かし(237)
「それって縄文時代の昔じゃないの?この宇宙時代に錯覚じゃないの」
「そうかも知れないが、皆パソコンで金稼いでるのはカジノ賭博と同じだから必ずまた近い内にバブルがはじけるよ」
「世界中バブルバクチ打ち症候群なの?」
「そのようだね。欲がもたらした情報競争の亡霊経済に気がつかないんだな」
「人間って哀しい生きものね」
「だけど日本は底力があるから、大丈夫だよ」
「そうかしら。大不況っていってるわよ」
「餓死者やガザ地区みたいな戦争が起きない日本は、安全で、マスコミが煽るような状況ではないね。これから皆で知恵を出し合って節約精神で乗り切るから安心だね」
「そうね平安、鎌倉時代のような末法の世ではないわね。では、…ん」
無いものねだりに暇つぶしてる 人の定めの程の良さ(238)
「姐さん達観しているなぁ。人生すべからく暇つぶしなんだよな」
「大不況も暇つぶしの刺激剤かもね」
「いいわね、暇つぶしって。ところで兵ちゃんお正月はどう過ごしたの?」
君と添い寝の火燵の中で 火照る初日を拝んでる(239)
「コタツの中って意味深ね。タマもよく潜ってるわね」
「タマにも唄わせてニャーン」
「いいわよ、お正月だもの、やってみて」
そうじゃニャインとタマたまげてる 火燵の中の脚の位置(240)
「タマ見たのね!」
「怪しげニャーン。タマ悶えたニャーン」
「おコタの中が燃えたのね。それにしてもタマ上手いわね」
「タマ、何時のことだ? 愛の初夢でも見たのかな?」
「まあ、もうこんな時間よ。口直しね、…ん」
語り尽くさず残り香置いて またも会うかの初座敷(241)
「磯千代姐さん、きれいにまとめたね」
「兵ちゃん今年もよろしくね」
「こちらこそ。今年は日本の良さが何時にもまして認められるね」
「アタシの優しさも認めてね。お花代も増やしてね」
「タマいつまでも悶えているんじゃないよ」
「タマ、イヤーンバカー~ン」
「正月から、このバカタマ!!」
「月も冴えてるし、姐さん送ろうか」
「今夜はアタシに送らせて」
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ささヤン on こぼれる:
つがいのよさと、ひと
タマ on 白いえり (英訳):
コメントありがとニャ
みりんちゃん on 白いえり (英訳):
いつも微笑みながら読
みりんちゃん on ごっこネ (英訳):
まみさん。都都逸も英
ささヤン on 白いえり (英訳):
お久しぶりです。
タマ on ついでね:
みりんちゃん、ありが
みりんちゃん on ついでね:
きもの姿のふっくらタ
兵衛 on 雲が出てきた:
≪ 雲の行方は誰もが
ささヤン on 雲が出てきた:
絶妙な雲の出番は お