新之介文庫・近日発刊予定

和の心にて候 三
(近日発刊)

和の心にて候

 

日本列島は飛騨大陸から始まった。2500年の歴史を語る飛騨の古老は日本古代の謎に光を当てた。それは日本人が何ゆえに日本人なのかを解明することでもあった。
飛騨と出雲に生を受けた二人の男は、「日本のすがた・かたち」を目の前に観たのか。
現代の日本人が失いかけている和の心のルーツに迫る長編小説の第三巻。

あらすじ

僧・慧開と本阿弥兵衛は図らずも同時期に飛騨地方を訪ねていた。日本人のルーツを探求する旅だった。飛騨一の宮水無神社の祭りは僧にある感慨をもたらした。一方兵衛はそこで出会った飛騨の語部から重要な日本の歴史話を聞く。
語部は2500年の日本古代史をひも解き語るのだった。それは日本人の発祥の地飛騨乗鞍から始まる歴史だった。天照大神、天皇家のルーツ、神武天皇の東征、古事記のまやかし、神社の成り立ちなどなど。そして兵衛は飛騨天孫族の末裔ではないかと確証を持つことになる。
ある日兵衛は、僧と茶道教授、友人の三人を招き八丈島で一会を催した。
そこで展開された茶事こそ「日本のすがた・かたち」そのものだった。

 

造本体裁

判型:電子書籍

発売日:近日中発刊予定

著者:太田新之介

発行:新之介文庫


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