新之介文庫だより

2020年4月3日
近詠・句歌都々逸69

 

老いてなお 生きものひとり 桜舞う

 

忙中や コロナのお蔭 引き籠る

 

仲春や 未来を砕く コロナある

 

〽︎世界各国コロナで封鎖 鎖国ばかりの呪い年

 

〽︎コロナウイルス 猛威をふるう じっと動かぬ他はなし

 

〽︎濃厚接触好みだけれど 主はコロナで引きこもり

 

〽︎病名は  自閉症なのこの先ずっと 「コロナね・・・今は」適応障害引きこもり

 

隣のおじさん例えて曰く
〽︎レンホウは 二重国籍挙足取りで メスの噛みつき白イタチ

 

また曰く
〽︎フクシマは 何でも反対厚塗りオバン 尖るクチバシ青タヌキ

 

また曰く
〽︎ツジモトは 生コン疑惑だ嫌味の権化 反抗姐御のメスムジナ

 

また曰く
〽︎アズミはネ 出世するよな議員のはずが 慢心失言クズモンキー

 

また曰く
〽︎フクヤマは 不機嫌顔して文句の連射 夢を啄ばむ野暮カラス

 

また曰く
〽︎エダノは ネポチとのたまう偉そなオヤジ 功績皆無の白ウサギ

 

また曰く
〽︎ハトヤマは 反日オジンの偽ポッポ ノーテンホワイラーまだらハト

 

また曰く
〽︎アベソーリ 在任1位は歴史にのこる ヨメに喰われるマスクカメ

 

また曰く
〽︎キンペイは 隠蔽陰険で権力好み 何故かプーさん黒いクマ

 

また曰く
〽︎トランプは 自分ファースト小気味は良いが 薄い金髪アライグマ

 

〽︎コロナ失業これから地獄 女房に捨てられゃなお地獄

 

〽︎テドロス局長コロナの様な 顔じゃないかえヤバオヤジ

 

〽︎コロナ怖さにお籠りしたら 女房ウイルスにまた恐怖

 

 

 

 

2020年4月3日

2020年3月16日
近詠・句歌都々逸68

 

やることは 山程もあり 開花かな

 

引き籠る コロナと花粉 花盛り

 

この春は 花見もせずの コロナかな

 

色気なし 天空果てまで 舞う花粉

 

何もかも コロナが砕く 人の業

 

浅知恵と コロナが嗤う 人の性

 

春の夜 星の欠片に 願かける

 

待つことも 銀河に至る 一里塚

 

設計に 没頭我は 変身す

 

三月や 静まる街に 星の降る

 

〽︎コロナウイルス水割りにして 呑んでやりたや主となら

 

〽︎血液型ね  主はHでアタシはBね 思い描くはHB

 

〽︎主と一緒に五十と二年 お金ないのが玉にキズ

 

〽︎ラインしてる?って訊かれるけれど ツルムお方は主ひとり

 

〽︎ツイッターしてる?って 訊かれるけれど 「オイラ」適応障害コキ爺や

 

〽︎インスタしてるって訊かれるけれど アタシゃインスタント大嫌い

 

〽︎ 何処へ行っても新型コロナ 「何となく」君がコロナに看えてくる

 

〽︎ 人と会えずに外出禁止 アタシゃ嬉しい人見知り

 

〽︎ 主とお籠りズ〜っと一緒 月の無い夜はウフフフフ

 

〽︎ 飲みに行かずに我が家で一杯 馴染みのママも良く見える?

 

 

 

 

 

2020年3月16日

2020年2月23日
句歌都々逸全集『都々逸』第2巻発刊

句歌都々逸全集『緑の洞(みどりのほら)』

全10巻の内の『都々逸』第2巻が発刊となりました。
第1巻と同じく、都々逸236唄が納められています。
太田新之介の生きた歴史が手に取るように蘇る一作だと思います。

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  受け継がれていく都々逸の遺伝子

このたび『緑の洞』都々逸集は第二巻の運びとなりました。

著者は、三歳の頃から母が都々逸を唄うのを父の膝の上で聞いて育ち、四十過ぎには熟練の芸者たちと都々逸の掛け合いを楽しんでいたとのことです。

「都々逸には男女の情感がこめられている。これを唄うことでリズムと臨場感が出てくる。」と著者が言うように、私にとっての都々逸の印象は、男女の心の機微を即興でやりとりする、まさに成熟した大人の遊びというものでした。

しかしそれだけに留まらず、私が編集の傍らで見聞きしてきた、建築家、作家、茶人としての太田新之介の日常が生き生きと描かれているように感じました。

建築家として壮大な構想を前にして自問自答している姿、茶事に向けて心躍らせながら準備に勤しむ姿が目に浮かびます。

咄嗟の判断力や、ユーモアのセンス、文章や考え方にも緩急や起承転結といったリズム感を大事にすること、苦しみや悲しみでさえもユーモアで包み込んで昇華させてしまう著者の考え方や行動の原点には、都々逸的な遺伝子が受け継がれ流れているのを感じます。

都々逸をはじめ俳句や和歌も日々新作が生み出されています。ぜひ著者の人間味あふれる都々逸のリズムを味わっていただければと思います。

日野美奈子(第2巻より)

 

2020年2月23日

2020年2月16日
近詠・句歌都々逸67

 

〽︎ 新型コロナは トヨタの車? いやいやウイルス 中国製

 

〽︎ コロナは出っ張り太陽の炎 主の出っ張り 姿無し

 

〽︎ 棒ほど願って 針ほど叶う ほんに人生 繰り返し

 

〽︎ 大金掴んだ 夢まで見たが 尻を掴んで 現行犯

 

〽︎ 甘えたいのよ 誰もが皆んな 恋の甘さの 下心

 

〽︎ 張るが情かよ 張らぬが情か 頬を張られた 春の宵

 

〽︎ 逢えばクラクラ 異変は脳か 主が揺れてる 閨の中

 

〽︎ 新型コロナで 歴史が変わる 主義も掟も 喰い潰す

 

〽︎ 武器も気合も コロナにゃ勝てぬ 人類パニック 虫の意

 

〽︎ 質が悪いわ 国会議員 ヤジで税金 無駄遣い

 

〽︎ 態度悪いわ 国会議員 不機嫌ブチ切れ したり顔

 

〽︎ 人間は 権力持ったら 堕落の一途 歴史が語る 人の業

 

〽︎ マスク無いのよ コロナが感染る 「それならネ」紙のオムツで 口覆い

 

〽︎ コロナに加えて 花粉の乱舞 お金なんぞは 役立たず

 

〽︎ 花粉症なの もう30年も 鼻を啜って 乱れ髪

 

〽︎ 武漢ウイルス 無敵の気配 武器もないのに 人殺す

 

〽︎ コロナはネ マスク手洗い 人混み避ける それで感染れば ワシゃ知らネ

 

〽︎ コロナワクチン もう待てないわ 感部摩擦で キン退治

 

〽︎ 人間は ネズミコウモリ 何でも喰べる 牛豚鳥も 屠殺して

 

 

2020年2月16日

2020年2月5日
近詠・句歌都々逸66

 

〽︎ デープキッスで ウイルス感染る 主と肺炎 してみたい

 

〽︎ 新型コロナは 人から人へ 主さん移して くんなまし

 

〽︎ 主の病名「習慣性タマイジリ症候群」アタシゃ知らない 治療法

 

〽︎ 主の病名「突発性インキンタマ炎」アタシゃ知らない 治療法

 

〽︎ 主の病名「アレルギー性コウモンカタル」アタシゃ知ってる 治療法

 

〽︎ 新型ウイルス 誰でも罹る 知らぬが仏の 二週間

 

〽︎ キスも止めたし 手も握らない 待つはお酒の 口移し

 

〽︎ チャイナ庇った WHO 歴史に遺る 事務局長

 

〽︎ 何もウイルス 悪くはないわ 人の欲ほど 悪はない

 

〽︎ 恋を急げと 助言をしたら 急いで失恋 三回目!、だって!

 

〽︎ 今の野党じゃ 政権獲れぬ 獲る気ないのが よく分かる

 

〽︎ 不倫の代償 高くて破滅 「だけどね」DNAが またさせる

 

〽︎ 隠ぺいチャイナは ウイルスで自滅 歴史が語る 人の業

 

〽︎ デープラーニングは 得意だけれど 学習ばかりじゃ ナニできぬ

 

〽︎ 主はAI アタシはDI(出会い系) 理屈はいいから 燃えさせて

 

〽︎ 花粉症かよ 冬だというに 鼻水キス顔 冷める恋

 

〽︎ いずれね  スマホなくなり AIの時代「使えないかも」ボケりゃガラケーと 同じこと

 

〽︎ 自然の哲理だ 心配無用 いずれ誰もが あの世往き

 

〽︎ 世の中は  持ちつ持たれつ お蔭で生きる ご先祖様の 言う通り

 

〽︎ 神様は  上様と書く ご先祖さん 福を呼ぶ声 聞こえ来る

 

 

 

2020年2月5日

2020年1月26日
近詠・句歌都々逸65

 

大径の 秋田杉なり 雪や舞う 三百年を 祝い参ると

 


能代なる 天然のその 秋田杉 神に供せと 天の聲する

 


天が下に 育つ樹々かな 幾百年 今眼前に 横たわり居る

 


秋田杉 1メートルの径の前 静かな興奮 寒空の下

 


懐かしや 大径木の セリの市 今日冬空に 我を召すかな

 


夢さえも 思い巡らす 構想は 実現不可か 天を飛翔す

 


揺れ動く 設計のその 核心が 冬の星空 眺めため息

 


囁けば 返る声さえ 色褪せて 初心は何処と 探す日々

 


神仏の 加護も助けと 願い来て 早十年の 年や重なる

 


人や逝き 人は去りても 我が裡に 点る灯火 あるを頼りに

 


〽︎ 新型ウイルス 侮るなかれ 武器もないのに 世を変える

 

誰かしら
〽︎ お金ないのに すこぶる元気 仕事もせずに よく食べる

 


〽︎ 品が悪いわ 下ネタなんて 「だけどネ」 ワタシ好きなの もっとして

 


〽︎ 主の背中が 恋しい夜は せめて都々逸 想い唄

 


〽︎ ボーと生きても 一生は一生  主と朝寝で 暮らしたい

 

  「おバカ! 」
〽︎ 舌を出しても スルーをされる お尻出しても 届かない

 


〽︎ 夜の帳が 降りるというに 主は姿を 未だ見せぬ

 

「若い頃ネ」
〽︎ 何時も 夜遊びしてたというに 「今はね・・・」爺はスマホで ジイ行為

 


〽︎ 大驚失色 この世の欲は 絶えることなし 術もなし

 


〽︎ 修行したって 悟らぬアナタ しないアタシにゃ 敵わない

 

 

 

 

2020年1月26日

2020年1月16日
近詠・句歌都々逸64

 

松も過ぎ 露地の掃除の隅々に 小さな春の 訪れを見る

 

この道を このまま行くか 道半ば 夢の欠片を 集め集めて

 

獅子王と 名の付く白き 大椿 映るは丹波 我れが花入

 

如月の 茶事に掛けるか 清巌の 一行の書に 託す存念

 

一級の 定期講習 八時間 疲れ知らずも 次は如何と

 

日々に 変わる法規に 戸惑いて 建築の道 曲がりくねれり

 

山月の 庵を想い 浮かべては 幾世も遺る ことを願いぬ

 

箱根なる 山月庵に 降れ雪よ 美し姿を 守り清めよ

 

選ばれし 庵(いお)の守りの 夫々の 末に幸あれ 明日を夢見て

 

木の国に 生まれ住みては 木を忘れ CO2で 絶滅の途に

 

古の 木の建築に 宿るのは 先祖の叡智 そして真心

 

初春に 啜る茶の香の 清しさは 紫匂う 萩の陶(すえ)なり

 

焼物を 君と一緒に 作るとは 思いもかけぬ新春(はる)ぞ嬉しき

 

新玉の 年の始めの 窯出しに 君と連れ立つ 富士の山裾

 

あの頃を 思い起こせば 夢惑う 紅き唇 白き襟足

 

火の神に 身を委ねては 変身す 陶の姿の 尊きを観る

 

縄文の 土器の姿を 写し焼く 窯より出る 我れが水指

 

窯出しや 丹波唐津に 萩の陶 美し容ぞ あれもこれもが

 

真心は 何より優る 力にて 神仏の加護 知らず付き行く

 

荒魂の 年の始めの 不二仰ぎ 我にこの道 行かせたまえと

 

暁の 東の山に 雲ひとつ 初日を仰ぐ 君は頬染め

 

写真: 古帛紗「紅地狩鞍文錦」 自作

 

 

 

2020年1月16日

2020年1月11日
近詠・句歌都々逸63

 

〽︎ 年の始めの 雑煮を食べて 主と交わした 相聞歌

 

〽︎ 昔はね 君は美人だ 貴方は紳士 今じゃシワシシミ症候群

 

〽︎ 正月は 主と一緒に 歳とる夢を 見たや二鷹 三茄子

 

〽︎ 笑ってお漏らし クシャミで漏れる アララ美魔女も 紙オムツ

 

泣かせるぜ
〽︎ 別れたくない 今夜はずっと オレの背中にしがみつく「しょってるネ〜」

 

〽︎ 君と僕とは 淡交の仲「って、言ってるけど」握るその手の 眼が妖しい

 

〽︎ 初音姐さん 芸者の花よ 都々逸名手で 器量好し

 

〽︎ 人生真っ直ぐ 歩いていたが 主と出会って 回り道

 

〽︎ 不機嫌ジイジに ブチ切れバアバ お漏らしコンビに 敵はなし

 

〽︎ アベックカップル ペアーと変わり 今じゃカレカノ ツーショット

 

〽︎ 色と欲との この世の定め 色欲是食う 骨までも

 

〽︎ 色が絡めば 骨まで燃える 欲が絡めば 地獄まで

 

〽︎ 所詮人間 独りじゃないか、って言ってる先に 手が伸びる

 

〽︎ 正月休みは 寂しさ辛さ 三味で唄って 主を待つ

 

〽︎ 一喜一憂 株価の動き「アタシゃね」下部が動けば 気も早る

 

〽︎ 遺伝子操作は 悪魔の科学 神と仏も 入れ代わる

 

〽︎ 人も木も 水も空気も 皆繋がってるに それを知らずに CO2

 

「アラフォーはね・・・」
〽︎ 恋愛は  体力勝負で 婚活するにゃ あざとさがいて「ほんに」 疲れるわ

 

〽︎ 不倫はね  年末までに 清算しよう「って思ったけれど」ワタシゃロマンの 真っ最中

 

〽︎ 人生は  何があっても 不思議はないが せめて君には 幸せを

 

 

2020年1月11日

2020年1月2日
近詠・句歌都々逸62


〽︎年始参りは メールで済ます 年始の逢瀬は 湯の中で

 

〽︎何もかも そのままして 新年迎え 主と一緒に 歳を取る

 

〽︎他人の評価を 気にするよりも ワタシゃ私が 気にかかる

 

〽︎紅白は 知らぬ芸人 ばかりが歌う アナタ都々逸で 憂さ晴らし

 

〽︎紅白に ビートたけしが 出て来て喋る「あれは何語だ!?」って、爺が聞く

 

「ああ、早く・・・」
〽︎熱いまなざし 高鳴る胸に 迫るその手に 宝くじ

 

〽︎あんなに激しく 燃えたというに 覚めりゃ貴方は どちら様

 

〽︎ 私ゃアナグロ 主ゃデジタルで 都々逸古くて 新しい

 

〽︎年末年始は どうするアナタ いけない恋の 綱渡り

 

〽︎どうせこの世は 男と女 色と欲との 万華鏡

 

    晴れているのに
〽︎三味を爪弾く アナタを見ると アタシゃ悶える 濡れかかる

 

〽︎辰巳赤坂 新橋芸者 アタシ半玉 神楽坂

 

〽︎夜のしじまに 妖しい音が カタコトカタコト 鳴るタンス?

 

〽︎今ココを 生きる生き抜く 事さえ出来りゃ 明日をわずらう こともなし

 

〽︎君のね 箒持つ手が細くて白い姉さん被りにそのうなじ

 

〽︎主の速さは メジロと同じ 電光石火の 離れ技

 

〽︎耳はダンボで 寝たふりしてる 話すスマホの 低い声

 

〽︎ラインしてる?って訊かれるけれど ツルムお方は 主ひとり

 

〽︎桃栗三年 柿八年と 言って暮らした 五十年

 

〽︎誰も分からぬ 明日のことは「だからね」今、今ココを 生きて行く

 

 

 

 

2020年1月2日

2019年12月27日
近詠・句歌都々逸61

 

〽︎世の中の 恨みつらみを 都々逸にして 唄い爪弾く 主が好き

 

〽︎合意無かった 裁判負けた タダより高い ものは無し

 

〽︎「寂しさ増す」って 誰かが言った ジングルベルの サミシマス

 

〽︎愛とお金を 測りにかけて「さあ、どちらにします」色と欲との せめぎ合い

 

〽︎君に惚れた がこの世の縁 家もお金も 土地もやる

 

〽︎二人お揃い 失禁パンツ「オイラのは」前が開かず キモチワリー

 

〽︎「アタシのね・・・」表層感情は 恨みだけれど 深層感情は ただ寂しい

 

〽︎恋に疲れた 女がひとり 京都大原 三千院

 

〽︎恋に焦がれた 女がひとり 京都栂尾 高山寺

 

〽︎恋に賭けてる 女がひとり 湯島浅草 六本木

 

〽︎路を歩けば 小ちゃな花が 恋を励ます こともある

 

〽︎何時だ昨日 一昨日だ「あれ?」思い出せない 借りた金

 

〽︎主の情けを マイケルと掛けて「ジャクソン?ジョウダン?」アレ、私蹴る?

 

〽︎まぁきれい 空の真ん中 大きな月が 私 アナタの腕の中

 

〽︎欲は言うまい 生きてるだけで 百点満点 万々歳

 

〽︎親の生きてた 歳より生きりゃ 親孝行と 声がする

 

〽︎インターネットで 検索したら アナタ変態 痴呆症

 

〽︎何もかも グーグルなりゃこそ 解決可能 できぬは恋の 熱冷まし

 

〽︎老後の楽しみ 数々あれど アナタにゃなさそな 気配あり

 

〽︎今宵逢えない アナタを想う 紅いまあるい お月様

 

イラスト:習作 ふゆのよもぎ 画

 

 

2019年12月27日