熱海瑞雲茶会
■11月24日(土) 熱海瑞雲茶会
茶の湯で知る美(うるわ)しきもののいのち
見事な自然美の眺望の中に 包まれていると、
何か瑞々しいエネルギーが身体の中に
注ぎ込まれているような気がしてくる。
「気持ちがいいわねー。
今日は来て本当に良かった。
お茶を知らない私がこんなに
楽しめるなんて思ってもみなかった」
『熱海瑞雲茶会録』より
瑞雲茶会は「和の心にて候in熱海」の催しの中で行われる大寄せの茶会です。名称は会場内の竹林にある、熱海桜の原種といわれている「瑞雲桜」に由来し、この会場一帯を瑞雲郷と呼称することから名付けました。瑞雲とは、めでたい、吉祥という意味です。
わが国には三大茶会といわれる大師会(1895明治28年始)、光悦会1915大正四年始)、22年前から始まったMOA美術館の光琳茶会が、夫々特色を持って開催され今日に至っています。
今回披く瑞雲茶会は、弘法大師や本阿弥光悦、尾形光琳にちなんだ茶会の趣とは大きく異なり、「和の心にて候」というテーマに沿った、いわば、日本の良さや素晴らしさを感じて頂くための茶会です。
全体の構成は道具の展観に偏らず、席主と客が一体となり、濃茶や薄茶点前の一碗を喫しながら、清談を交すというところを主眼としています。そして茶の湯の「かた・かたち」によって、和の心のもつ瑞々しくも美しいエネルギーを感じて頂ければというものです。主客の問答により滲み出る日本語の美しさ、道具に託された招く側の思い。これらを一連のストーリーに映し出し、茶の湯のもつ温かなもてなしの心を、参会して下さる皆様と共に味わえたらと思っています。
この茶会で展観し、実際点前で使用する茶道具は鎌倉、室町時代から現在に至るもので組み立てています。中でも桃山時代に豊臣秀吉が聚楽第に後陽成天皇の行幸を仰いだ折の茶会に使用した由緒あるもの。千利休、古田織部、小堀遠州いわれのものなどをお出しし、もののいのちの繋がりを伝えられればと、また室町時代の漆芸品や桃山期の美濃ものといわれる、志野、織部などでお茶をのんでいただけたらと思っています。
幸い、会場のMOA美術館の茶室は、濃茶席、薄茶席、点心席、呈茶席、そして寄付や菓子席、道具席までもが揃い、一席は茶室拝見席として、茶室建築の細部にわたる見方も楽しんで頂けます。また、一会に相応しい茶苑の佇まいと、相模湾を一望できる絶好の場はきっと皆さまの心を和ませることと思います。
瑞雲茶会はお茶をされていない方も、気軽に参加して頂けるのが特色です。そして今回が始まりです。茶の湯の面白さ、出会いの美わしさ。これを求めて相まみえんことを念じます。
出会いと、この今に深謝九拝 席主一同
(※)チケットは完売いたしました。◆開催日=平成19年11月24日(土)
◆受付=午前9時-午後1時 ◆開催=午前9時-午後4時
◆定員=400名(予約制)
◆料金=25000円(『熱海瑞雲茶会録』送呈)

◆茶席表
寄付・菓子席「花の茶屋」
濃茶席 「光琳屋敷書院」五畳半+十一畳席
花荘りの席 「青々庵」三畳台目席
濃茶道具席 「光琳屋敷広間」八畳席
茶室拝見席 「樵亭」八畳席
点心席 「二条新町」
薄茶席 「一白庵大広間・立礼」十二畳半
薄茶道具席 「一白庵広間」七畳席
呈茶席 「水晶殿」 眺望席
◆企画・構成・監修 太田新之介
*お茶席は瑞雲茶会有志(裏千家 稲田宗幸、井上宗井、西田宗用、間瀬眞行、他)が担当いたします。
◆会場: MOA美術館 茶苑
静岡県熱海市桃山町26-2 TEL 0557-84-2511
◆後援=熱海市 来宮神社 MOA美術館 ガールスカウト日本連盟
熱海茶道連盟 熱海市教育委員会 熱海芸妓置屋連合組合
熱海G.C. 雪堂美術館 他
